アルミとアルツハイマー?

アルミニウムってご存知ですか?
私たちが普段、何気なく食している物にもアルミニウムが含まれています。

アルミニウムは主に合金として容器、建築、電気器具などに使われているほか、医薬品や食品添加物の成分にもなっています。

アルミニウム製の調理器具や容器等が皆さんの家にもありますよね。

なぜこんなにアルミニウムについて説明してるかと言いますと、実は昔、アルツハイマーの原因はアルミニウムではないかと言われていた時代があったそうです。

人体にアルミニウムが取り込まれることで、アルツハイマーを発症すると言うことです。

しかし、アルツハイマー型認知症の原因は現在のところ明確ではありません。

あくまで、「アルミニウム原因説」と呼ばれるものなのです。

では、なぜアルツハイマーの原因は、アルミニウムと言われていたのでしょうか?

アルミニウムとアルツハイマーの関係性を調査いたしました。

アルミとアルツハイマーの関係性

現在は、アルツハイマーの原因は特定されていませんが、アルツハイマー型認知症の患者さんの脳には、健常者の数十倍の濃度で、アルミニウムイオンが検出されています。

ですから、実際に「アルミがアルツハイマー発症の原因ではない」と言い切れないのです。
あくまで原因は特定されていませんから…。

では、このアルミがアルツハイマー発症の原因と言われてきた経緯を下記に記載します。

この説を当時の世に広めたのは、新聞・テレビです。
1990年代後半に入って、各新聞社が一部実験結果を新聞で大々的に載せたのが始まりです。
取り上げたマスメディア(新聞、テレビ、雑誌など)の報道の仕方に問題があったのではないかと思われます。

仮説段階でありながら、誤解を招く報道が少なからず行われていたわけです。
メディアの情報浸透力の強さを感じます。

アルミがアルツハイマー病の原因ではないかと疑われるようになった事件や研究発表は過去にいくつかあったと言うことです。

しかし、実のところ、アルミがアルツハイマー病の元凶であるとする明確な科学的根拠はいまだ発表されていません。

アルミニウムは、水道水、海藻、洗剤、胃薬、歯磨き粉、ビール缶等にも含まれていいます。

アルミ製品の調理器具を使った料理やアルミ缶飲料を口にしたからといって、そのこと自体が原因でアルツハイマー病になると主張する専門家は、近年ではほとんどいなくなりました。

アルミニウムの神経毒性とアルツハイマー病の研究が進展するに及び、アルミニウム危険因子仮説は事実上否定された状態となり、現在では、アルミニウムがアルツハイマー病の発症に関与していないことが定説となっています。

日常生活で摂取する量で、はたして影響があるのかどうか、その危険性を過度に心配する必要はないです。

しかし、完全に、アルツハイマー病等の発症原因に何かしらの影響を及ぼしている可能性がないとも言われていないのが現状です。
このことを理解しておくことが望ましいと言えます。

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