アルツハイマーの進行速度

とても怖い病気というイメージが強いアルツハイマー、どういうふうに病気が進んでいくのでしょう。

まず軽度認知症の期間が3年程度あります。
周囲から見て「ちょっと認知症の入り口かな?」と思える程度ですね。
その後、記憶障害などが顕著になってきます。
この期間がやはり3年程度、その後、重症のアルツハイマーに移行します。

概ね8~10年で重度アルツハイマーになると思っておくと良いでしょう。
なお若年性アルツハイマーの場合は、かなり進行速度が速まります

「やはり怖い!自分や家族が心配!」と思うかもしれませんが、アルツハイマーは病気です。
早期に発見すれば、かなり手の打ちようがあるのです。
それを「歳だからボケてくるのはしょうがないね」と言う感覚で放置しておくため、家族や周囲、本人も大変な状況になってしまうのです。

アルツハイマーのおさらい

まずアルツハイマーとは何かをおさらいしましょう。
アルツハイマーとは脳の中にβアミロイドと言う物質が溜まることで起きる脳の病気です。
βアミロイドが脳を萎縮させ、病的な老化を起こすのです。
また神経減繊維変化という神経細胞が滅んでしまう状況も起きます。

話がややこしいですが、要するに、脳にいろいろな原因で異変が起こる病気と思っておけばよいでしょう。

従って、早期に発見してこれらの原因を取り除くような治療をすれば、アルツハイマーは「怖い」という病気でもなくなってくるのです。

アルツハイマーの早期発見治療法方

早期発見は、最近簡易知能検査が多くのところで受けられます。
早期の場合は「自分がボケてきたなあ、認知症になるのは嫌だな」と言う感覚があるので、比較的予防に取り組みやすいというメリットもあります。

早期発見の場合の治療は大きく分けて2点あります。
1つは薬物療法です。アルツハイマー病になると、脳内の神経伝達物質アセチルコリンが減少します。
これはアリセプトという薬でサポートすることが出来ます。
ただし進行を遅らす方法であって、完治する薬ではありません。
他にも同じ作用の薬が数種類あります。
また近年、ビタミンEと一緒に摂取するとより効果が出るという研究結果があります。

もう1つは生活の改善です。
よく食べ、よく寝て、しっかり運動するという当たり前のことです。
また社会参加をしたり、人と話をするのもいいですね。
5感を使うほうがよいので、社交ダンスで異性と触れ合う、料理を作ってみんなで食べるなどはお勧めです。

また喫煙、メタボなど血管に悪いことを避けることも大事です。

これらの方法は40代頃から始めると効果的です。
かなり意外ですが、50代前半あたりで、認知症のごく初期の症状というのは多くの人に出始めているのです。

なぜ、大事にいたらないのかというと、ハリのある生活が出来ているからです。
上に書いた方法は全て、脳の健康にいいことばかりなのです。

タバコ禁止
アルツハイマーは、喫煙など血管に悪いことを避けることも大事

脳の健康維持は…

脳の健康維持のためにはたんぱく質を始め、栄養が大事です。睡眠も大事です。
そして運動は身体の機能を向上させます。心臓を鍛えることになり、血行もよくなります。脳には大変いいことなのです。
同じ理由で、血管を傷めやすい喫煙、メタボ、不規則な生活は危険なのです。

そして新鮮な出来事は、脳を活性化させます。
これらを早期から続けるだけでアルツハイマーは大事に至らずに済むのです。

アルツハイマーとうつ病

また、脳の健康という意味で「うつ病」はかなりアルツハイマーのリスクを上げます。
うつ病は脳の血流低下、海馬の萎縮というアルツハイマーの要因を備えているのです。
病気にならないに越したことはないのですが、リハビリが可能な状態であればなるべく運動をしましょう。
運動は1番脳に血を送ってくれるのです。

病気そのものにかからない方法は、アルツハイマーに限らずありません。
しかし、その対応の仕方で「病人としての人生の満足度」は大きく変化します。
先のような行動療法を行っていれば、人間関係も豊かになるでしょう。多くの人が手助けをしてくれます。 食事もおいしく食べられます。

本人が満足できれば周囲も幸せです。早期発見の治療がもたらす大きさは計り知れません。

運動
運動は1番脳に血を送ってくれるので、アルツハイマーに効果的

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