うつ病の兆候と軽度うつ

誰しも好・不調の波の様な状態があり喜怒哀楽の表情や言葉使いなど心の動き(感情面)と相まって他者との交流、理解、発展が成り立ちます。
しかしこの当たり前な事(他者との接触・関係構築)に苦痛や違和感が生じている事自体、心の病気であり近日その様な違和感を覚える様に成った場合はうつ病の前兆と思われ、早期治療を受けられると完治も早まる段階です。

尚、軽度うつ病は”うつ”の初期段階(又は前兆症状)と略同じ脈略で語られており、明確な区分は現在の所無い様に思えます。

心身共に健全な人は不意に起こるトラブルで感情がネガティブに成ってもトラブルの解消で大概は心状態も晴れ渡り、自己過失によって自尊心が汚されても徐々に癒えてきます。
感情が在る以上は心が動き、時に燥や鬱気分に成る事はむしろ当然だと思えます。

”うつ”の場合はたとえ症状が軽度であった場合であっても単なる一時的なスランプや気落ちとは根本的に心の在り方が異なり、問題解決の是非はその気分の状態へ反映させません。
元の原因は他にあって、過失などの事象はその引き金(きっかけ)でしか無い事が解ります。
従って無条件に抑うつ状態が一定期間継続する事に成ります。
抑うつが(2週間程)継続している場合もしくは生活に深刻な影響が出る状態ならば、”うつ”の可能性が高いと思われます。

うつ病身体症状

“うつ”の兆しとして身体に現れる初期症状は”痛み”や”痒み”です。
頭痛は元より、手足の関節、口(歯茎)、鼻、目の周囲と色々な所で発症します。

患部が次々に移動して行き本人自身、体の異常に見当が付きません。
この様な場合、内科で診断して貰っても判で押した様に”異常ナシ”です。
この様に患部が移動する症状(現象)をシンドローム・シフトと呼ばれ精神・神経系の病気です。

偏頭痛など神経症は血管が広がり神経細胞に刺激が加わり発症します。
うつ病も自律神経失調・更年期障害等から発症する場合も多く双方とも体内リズムが乱れによる症状だと思われます。

加えて春先など季節の変わり目には自律神経失調が発症され易く、全身(背中や足)がチクチク何か細かい針で刺される様な軽い刺激(痒み)を覚える事があります。
この様な状態は”気のせい”にして放置しておくと事で一時痛みから解放され一見治った様に感ずる事が在ります。
しかし長期的には社会・日常生活への適応を徐々に苦しくなり、引き篭もり状態に悪化・重症化して行きます。

うつ病初期症状 / 頭痛

うつ病に生じる主な症状

不眠 食欲不振(過食) 頭痛・肩こり だるさ・目眩・発汗 性欲減退・生理不順
メラトニン不足
自律神経失調
ストレス 血管拡張による3叉神経などを圧迫 自律神経失調 ホルモン分泌の変調
更年期障害

不眠

自立神経失調に伴い慢性的な睡眠障害に成り、活動時間や起床時間に急激な眠気に襲われ集中力減退、ケアレスミスも増えます。
一応横に成っても疲労感が取れない症状が継続します。
通常の睡眠には適切なリズムがありREM状態や熟睡状態等一定サイクルで構成されています。
しかし緊張状態(交感神経)が過剰に働いている事によって浅い睡眠しかできなく成ります。
この最たる現象が金縛り状態で肉体疲労と精神興奮状態のアンバランスで発症します。

又モノを口にする習慣が億劫になり(交換神経は手や足など末端に血液をシフトさせ胃腸の消化機能を不活性状態にする)一月に5~6Kg位痩せます。(しかし食欲不振が永久に続く事はむしろ稀で逆に反動による過食状態に成る事もあります。)

交感神経の過剰な状態は他に微熱を促し時折、緊張のあまり動悸を発症させる例もあります。

その他歯磨き中に吐き気がしたり、鎮痛剤の効かない頭部など局所(目、鼻、口、歯茎)への鋭い痛みに晒される事もあります。
特に夏場には目眩や発汗作用が気にかかる程現れます。
低気圧に成ると外圧が下がり交感神経がより働きやすい狂態になり、自律神経失調による異常が発症し易く成ります。

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