喫煙とうつの関係性【その1】

ゴールデンウィーク4日目の5月2日の夜のことです。

コッミクナタリーと言うマンガ情報サイトを見ていたら、「吉野朔実が病気のため逝去」と言うタイトルを発見しました。

その右脇に吉野朔実氏の最後のコミック(2016年5月15日現在)である「periodⅤ」の表紙が載っていました。

思わず内容を見ると「吉野朔実が病気のため4月20日に逝去した。

吉野は2月19日、大阪府生まれ。
1980年、ぶ~け(集英社)にて「ウツよりソウがよろしいの!」でデビューし、その後の代表作に「少年は荒野をめざす」「ジュリエットの卵」などがある。・・・・後略」とありました。

「ウソだろう」と思いました。

と言うのも、同日に購入してきた「flowers」と言う雑誌に、吉野朔実氏の作品が、雑誌の表紙から2/3と言う場所にカラー表紙で載っていたからです。

この雑誌は2016年4月28日発売5月30日札幌販売開始というもので、同氏は作品掲載雑誌発売の1週間前に亡くなっていたと言う事です。

読み終わった感想は「吉野朔実らしい作品だなあ」と言うもので、ガッカリもしなかったけれど感動にうち震えると言うレベルでもなく、「ベテランの安定感」というものでした。
そして、カラー表紙が見開き左側で、右側には「フラワーズ創刊15周年記念」と言う事で同氏のインタビューが載っていました。
そこで結構前向きな発言をしていました。

月刊雑誌の原稿の締め切りは発売前の3ヶ月前、と言うのが1980年代の知識ですが、少なくとも冬の間は元気に生活していたと言う事です。
それが長くもない間に病気を煩って亡くなるとは・・・・まあそれでも、「若い頃から虚弱体質で」と言う昔のインタビューでの発言もあるし、やっぱり病気なのかなぁとか思い直すのが普通なのだと思います。

ですが、筆者の脳裏によぎったのは、今からざっと20年前に亡くなった少女漫画家の事でした。

三原順と言います。

三原順氏は、1952年生まれで1973年にデビューし、1975年に「はみだしっ子」を花とゆめ(白泉社)で連載開始し、1982年に「ロングアゴー」を同誌に、1986年に{Sons}を花とゆめEPOに、1993年に「ビリーの森ジョディの樹」を別冊花とゆめに連載しました。

最後の作品は作者死亡のため未完です。

1995年3月のことです。

死因は病死と発表されました。

亡くなった当時から、本当の死因は自殺、と言う情報が、筆者のような地方在住のただのマンガ好きにも伝わってきました。
が同時に、代表作である「はみだしっ子」の続編を描く予定がある、と言う情報にも接していました。

そして、どちらの情報でも、それにしてもあの人はヘビースモーカーだったから、と言うため息交じりの感想がついていました。

筆者は当時喫煙者だったので、「だから何」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、2000年の正月に禁煙してからの1年間は、喫煙による健康リスクを実感した1年間でした。
禁煙後3ヶ月あたりから自覚がありましたが、半年後には心肺機能が復活しました。
味覚も臭覚も半ば以上機能が disable 状態だった(禁煙して初めて気付きました)のが甦って、洋食よりも中華料理よりも和食に回帰してしまいました。

1日に1/2箱(ロングピースだったもので)のペースと言う、タバコ飲みとしてはショボいレベルでしたが、禁煙前と禁煙後ではそれほどの違いがありました。

そして、身体の変化よりも大事なことは、煙によって自分の精神の浮き沈みを支配されなくなった開放感は、何にも増して貴重です。

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