• トップページ
  • 自律神経失調症の症状『乗り物酔い・腹痛・吐き気・発熱・鼻血』

自律神経失調症の症状『乗り物酔い・腹痛・吐き気・発熱・鼻血』

自律神経失調症の症状『乗り物酔い』

飛行機や車、船などの乗り物に乗ると酔ってしまうという乗り物酔いは、吐き気を伴い大変苦しい症状です。
自律神経失調症では、この乗り物酔いという症状が現れることがあります。

そもそも乗り物酔いを引き起こすのは耳の器官で、三半規管という部位ですが、これが過剰に刺激されることで、自律神経の調子が崩され吐き気やめまいを生じることがあるのです。
逆に言うと、乗り物酔いは自律神経失調症と似たようなメカニズムで起こっているとも言えます。
自律神経の調子が乱されることに対して、ある程度の耐性がある方は、乗り物に載って仮に乗り物酔いを起こしたとしても、重篤な吐き気などは起こしにくいですが、自律神経失調症を患う方にとっては、少しのバランスの崩れが強い不快感・ストレスとなって現れるので、注意が必要です。

現在のところ、この症状を完全になくす手段は無いのですが、一般的な酔い止めの薬を乗り物に乗る30分~1時間程度前に飲んでおくことで予防しやすいという説があります。

自律神経失調症の症状『腹痛』

腹痛を経験したことがないという方はいないでしょう。
また、自律神経失調症を患う方で、腹痛を訴えない方というのも珍しいです。
私の場合も、自律神経失調症を患っていた頃には腹痛や胃の不快感に常に悩まされていました。

腹痛の原因には様々なものがあり、これだけが原因ですと言うことはできません。
しかしながら、自律神経の制御がうまくいっていない状況だということを考えると、一番初めにたどりつく予測は消化器系の不調です。
消化のメカニズムは自律神経が関わっており、自律神経の不調が起こると消化不良から、お腹を下しやすくなったり、胃の不快感が現れたりします。
これが多くの腹痛の原因ではないでしょうか。

また、過敏性腸症候群という症例もあり、これは腸に痛みを感じるものです。
いずれもストレスが症状に深く関わっているとされており、端的にストレスの軽減が、これらの症状を低減させていくことに有効と言えそうです。
なお、胃薬を用いることはやむを得ないことですが、それ自体に依存する心理が出てしまうと、今度はそれがなくなった際のストレスや飲み続けることへのストレスが現れますので、適量の使用を心がける必要があります。

腹痛
自律神経失調症は腹痛や胃の不快感が現れる

自律神経失調症の症状『吐き気』

吐き気には色々な原因があり、吐き気があるからといってすぐに自律神経失調症だと断じることはできません。

たとえば、食べ過ぎたり、アルコールなどの薬物、特定の成分を過剰に摂取した場合でも吐き気は起こりえます。
注意を要する吐き気というのは、たとえば慢性的に吐き気が続いているような場合、これは、自律神経失調症の症状によって、消化器系に不調を抱えていて、それが吐き気をもたらしていると考えることができます。
胃や腸の検査で異常がなければ、自律神経を疑うことが必要となるでしょう。

また、喉が締め付けられるような吐き気については、ストレスが原因で喉の神経過敏・神経痛を起こしている場合が考えられますし、ふらふらとして吐き気がするということであれば、めまいを併発していますから、こちらは三半規管に異常をきたしているということになります。

いずれの場合であっても、原因となる自律神経の不調を取り除くことが根治への道筋となりますから、安易に吐き気止めなどで吐き気を抑えこんでしまうのは危険といえます。
吐き気は、体からの不調のメッセージと言えるからです。

自律神経失調症の症状『発熱』

自律神経失調症の症状には、発熱を伴う場合があります。

発熱を経験した方の多くの声として、”ずっと風邪を引いているような”と表現する方が多く見受けられます。
風邪という表現はまさしくそうで、この場合の発熱の多くは、微熱にとどまる場合がほとんどです。
まれに38度を超える発熱が見られることはありますが、多くの場合は37度台に抑えられることが多いでしょう。

自律神経失調症の特徴から考えるに、交感神経の興奮によって免疫系に変調が見られ、体内に駆除するべき菌類などがいないのにも関わらず、体を発熱させてそれらを鎮圧しようとしている、というわけです。
解熱剤などによって熱を下げることは不可能ではないでしょうが、あまり効果は期待できないため、自律神経の調子を整えることを最優先にします。
ぬるめのお湯にゆったりと使って体全体を温めたり、栄養を補給したりという地道な対策がもっとも有効となります。

自律神経失調症の症状『鼻血』

顔や鼻をぶつけたりすると鼻血を出してしまいますが、自律神経失調症の症状の一つとして鼻血が出るということをご存知でしたでしょうか。

鼻血だけでなく、粘膜からの出血と言い換えたほうが正確かもしれません。
実は自律神経失調症には、粘膜からの出血、というよりも粘膜の強度を弱めてしまうという症状があります。
それはなぜかといいますと、自律神経失調症、特にストレスが強くかかっている場合には、体はそのストレスを抑えるための物質を分泌します。
この物質はビタミンCを消費して作られるのですが、ストレスが慢性的にかかっているような場合や、あまりに強いストレスがかかった場合には、通常生成されているビタミンCでは生産が追いつかず、粘膜がダメージを受けます。
それによって、思わないところで鼻血が出たりしてしまうということです。

ビタミンCを補給するには、サプリメントなどではなく、食品から摂るのがよいとされています。
また、水溶性であるため失われやすいので、こまめな補給が重要です。

人気の記事

サイトリンク

免責事項