自律神経失調症の治療の効果

自律神経失調症の治療効果

自律神経失調症の治療方法は様々あります。

  • カウンセリング
  • 投薬
  • マッサージ
  • アロマ
  • 運動療法

そのうちどれが自分にとって最も効果的であるのかということは、自律神経失調症を治したいと思っている方にとって非常に関心のあるところでしょう。
これについては実のところ、本当に人による、あるいは症状によるとしか言えない、というのが実のところです。

たとえば精神症状について見ると、自己否定やうつに近い症状を見せている患者さんには、やはり投薬治が効果的となりますし、どちらかというと身体症状の方が思い、緊張性の症状が各所に出ている、ということになれば、マッサージや運動などの療法が効果的となります。

自分にとって最適な効果をもたらす治療は、その人、その症状によって変わってくるというわけです。
ですので、自分に起こっている症状をしっかりと把握し、それを適切に主治医に伝えていくこと、そして治療プランを主治医と一緒に自分も主体となって作っていくことが、効果的な治療を行うための方法となるというわけです。

自律神経失調症の高血圧治療

高血圧の治療には、主に降圧剤を用います。
これは年齢的なものであったり、食生活のバランスが崩れた結果、高血圧になってしまった方の場合です。

その一方で、自律神経失調症の症状の一つとして高血圧が出ているという場合には、少し慎重になる必要があります。
それは自律神経失調症”だけ”が原因で血圧が上昇しているものなのか、それとも、もともと食生活など生活の乱れがあって、血圧が高くなる素養があったものなのか、という点を考える必要があるためです。

もし後者であるのなら、血圧改善はそのまま生活習慣の改善に結びつきますから、降圧剤で血圧を下げるだけでは不十分です。
単に血圧が上がったから降圧剤の処方を受ける、という対症療法的な治療スタイルですと、自律神経失調症の治療期間は端的に伸びてしまうことでしょう

更年期の自律神経失調症の治療

更年期の自律神経失調症の治療は、少し難しい部分があります。
女性は一定の年齢に達するとホルモンバランスが崩れ、結果的に自律神経失調症を患ったり、それを含めて様々な更年期障害の症状が出てきてしまうことがあるためです。

この場合、自律神経失調症、という一つの疾患の治療、という考え方にとらわれず、更年期障害全般を治療するのだ、という考え方で治療に臨むことで、様々な方面から治療を展開していくことが可能となります。

また、自律神経失調症の症状の原因や症状そのものは、更年期障害と重複するものも数多くあるため、一つの行動によって双方の治療としてアプローチできる可能性があるということでもあります。

二つの疾患を抱えていて辛い、と感じてしまうのも無理はありませんが、自分の身体をいたわり、調子を整えていくという点では両者に差はありませんので、じっくりと治療に臨むのがよいでしょう。

自律神経失調症のしびれに対する治療

自律神経失調症によってもたらされるしびれの症状は、長時間同じ姿勢をとったことによるしびれと異なり、全身症状となることが多いのが特徴の一つです。
これは自律神経の不調によって血流が阻害されていることが原因で、治療も血流・血行改善を主体として行います。

例として、血行改善のために身体のうち、神経が通る部位を温める、全身を温める、血流が良くなるようマッサージや軽い運動を行うなどがあります。
血流の改善は、薬物などによっては難しい場合もありますから、運動療法や保温などは決して気休めではなく、れっきとした治療の一つなのだと考える必要があるでしょう。
治療=薬、というわけでは必ずしもないのが、自律神経失調症という病気です。

自律神経失調症の治療と呼吸

自律神経失調症の治療は、基本的に自律神経の調子を整えていくことになります。
とはいえ、自律神経のほとんどは自力で制御することができません。(自力で制御しないので、自律神経と呼ぶためです)
その中で唯一、自分の意識の中でコントロールできる自律神経というのが、呼吸です。

呼吸をコントロールすることは、自律神経の一つを意識下に置くことに他なりません。

さて、自律神経失調症の治療としての呼吸は、腹式呼吸であるといえます。
普通人々が意識せず行っている呼吸は胸式呼吸と呼ばれます。
一方で、意識的に呼吸の際に腹部を動かす呼吸法を腹式呼吸と言います。

なぜこれが自律神経失調症の治療になるのかといいますと、それは腹式呼吸を行うことで、自律神経の交感神経・副交感神経のバランスを整えることに役立つためです。(どちらかというと、いつも優位になりがちな交感神経を抑え、副交感神経優位の状態にできるということです)
そのため、不眠や緊張などを原因とする自律神経失調症の各症状に効果的に働くわけです。

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