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自律神経失調症の治療について【妊婦・子供・幼児・小学生】

自律神経失調症の治療【妊婦】

妊婦の自律神経失調症は、ホルモンバランスの崩れが深刻な問題となります。

また、ホルモンバランスの乱れは精神的にも不安定な状態を作り出すため、より治療が難化、長期化することがあります。
というのも、精神に作用するお薬の中には、胎児に影響があるものもあるということ、また、肉体的にもつらい状況がずっと続くことから、なかなかしっかりと休養を摂ることが難しいということなどがあるからです。

このような場合の治療としては、やはり医師との信頼関係が非常に重要になってきます。
妊娠中の各種症状も人によって軽重が異なることや、生活習慣の改善、薬剤治療とストレスマネジメントなど、生活全般においての治療が必要になってくるためです。
いうまでもないことですが、周囲、特に家族のサポートが必須であることは間違いないでしょう。

妊婦さん
妊婦さんは家族のサポートが必須

自律神経失調症の治療【子供】

自律神経失調症の多くがストレスを原因として発症することから、何となく仕事を持っている大人の病気、というイメージを持ちやすいものです。
しかしながら必ずしもそうとはいえません。
最近では自律神経失調症を患ってしまう子供の数が増えているといいます。

むしろ、子供は一般に感受性が豊かで、ストレス発散方法を知らないどころか自分のストレスとはなんなのか、全く把握していないケースも多いのです。

子供が自律神経失調症にかかってしまった場合には、その治療の第一歩として、まずはストレスの根源を特定することです。
これは本人と周囲の大人が協力して行う必要があるでしょう。

たとえば学校のこと、友人などの人間関係、塾などの勉強、クラブ活動や家庭環境などから、原因となりそうなストレスの源を特定し、大人の力でそれをフォローしてあげる必要があります。

多くの子供は自分に発生している問題をすべて自力で解決するほどの力を持ってはいません。
家族だけではなく、その子供に関わるすべての大人の協力が必要といえるでしょう。

子供
子供は自分に発生している問題をすべて自力で解決するほどの力を持ってはいません

自律神経失調症の治療【幼児】

乳幼児も自律神経失調症を発症することがあると知ったら、驚かれるでしょうか。
実はその可能性は充分にあるのです。

というのも、乳幼児は自律神経の調整機能が未発達なので、生活習慣の乱れがダイレクトに自律神経にダメージを与えます。
すでに言葉を話せる幼児であれば、その不調を大人が聞き取ってあげることが可能ですが、そうでない場合や、自分の不調をどう人に伝えていいかわからない子供の場合には注意が必要です。
普段の様子をよく観察して、不調を感じているような様子があれば、大人がそれをフォローしてあげる必要があるでしょう。

風邪などの不調であれば割とすぐに治る子供であっても、神経系の疾患の場合には、後を引く場合もあります。
早めに不調を発見してあげて、生活習慣の改善や医師の助力を受けるなどの配慮が必要となります。

幼児
乳幼児も自律神経失調症を発症することがある

自律神経失調症の治療【小学生】

小学生くらいの子供ですと、そろそろ自我もはっきりとしており、自分の不調もはっきりと口にするようになります。

また、小学校入学前と比べて、”遊び”が高度になっていく時期でもあります。
それにともなって、夜ふかしをする子供が出てくるのがこの時期です。

たとえば最近ですと、小学生でもゲームやスマートフォンを使用している子供が珍しくありません。
それ自体は別に構わないのですが、それによって、深夜遅くまでゲームをしていたりすると、やはり自律神経失調症を患ってしまう危険性をはらみます。

言葉は大人びてきていても、まだ神経の調整機能は大人に及ばないのです。
また、成長期でもあることから、自律神経失調症に関わらず、やはり早く寝る生活が好ましいことはいうまでもありません。
親をはじめ、周囲の大人たちがしっかりと手綱を握ってあげる必要があるでしょう。

小学生
深夜遅くまでゲームをしていると、自律神経失調症を患ってしまう危険性がある

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