てんかんとアルコール

アルコール摂取はてんかん発作を招く?

アルコールの摂取はてんかん発作を招きやすい要因となりますが、「適度ならいい、発作の誘因にはならない」という実験的な根拠はありませんが、適度な飲酒は発作を起こさずに脳波のてんかん波を減少させるという報告があります。
しかし、どのくらいを適度とするか、てんかんではない人にとっても適度というのは分かりにくいものです。
できれば飲酒はしないのが無難な選択と言えるかもしれません。

禁止
「飲酒はしません!」が無難です

アルコールが招くけいれん発作

てんかん以外の人でもアルコールと関連するけいれん発作を起こす場合があります。

血中濃度が急速に低下

ひとつは睡眠不足で飲む量が多過ぎた時に、あとからアルコールの血中濃度が急速に低下したときです。

慢性のアルコール依存症の人が突然断酒

もうひとつは、慢性のアルコール依存症の人が突然断酒したときです。
かといって断酒しないほうがいいというわけではありませんので、アルコール依存症に対する治療を受ける必要があります。
てんかんとは異なるのですが、症状がてんかんに似ているため、『アルコールてんかん』と呼ばれています。
アルコールの離脱症状の1つと言われています。

アルコールはコミュニケーションの一部

成人になると飲酒はコミュニケーションの一部になるかもしれません。
「少しだけなら大丈夫」と思って、いきなり同僚、友人の前で飲むよりも、家族やよく知っている人がいるときに「本当に発作を起こすことがないだろうか」と少しだけ飲んでみて確認するという手段があります。
どちらにしても勧められるままに飲み過ぎないように注意するために、断る技術・会話を見つけることも大切です。

上手に飲酒を断る方法

  • 「アレルギーの薬をいつも飲んでいて、医者からアルコールは飲まないように言われている」
  • 「以前に倒れたことがあって、それ以来飲まないことにしている」
  • 本当にお酒が弱いことを伝えて、最初の一口だけ頑張ってあとは辛そうな表情をする
  • 明日の朝早くに予定があることを告げる
  • 断るのが難しいパターンもあるので、日本酒に見える水・ウイスキーに見えるウーロン茶水割りで回避する

昔は飲みニケーションと言うワードもあったように、飲むことでコミュニケーションを図ると言われていました。
飲めない人は出世しないだとか…。しかし、最近は、若者のお酒離れも進んでいるみたいですね。
どうしても飲まないといけない場になったときは、上手にうそをつくといったテクニックを身につけておくと便利です。

飲み会
上手にうそをつくといったテクニックを身につけておく

人気の記事

サイトリンク

免責事項