てんかんの脳波

てんかんの診断には脳波検査が欠かせません。
てんかんは脳の過剰興奮が原因で、脳波にてんかん特有の異常波形(てんかん波)が表れているか、どのような波形をしているかと発作の症状と一致しているかをもとに診断する重要な検査です。

脳波でてんかんと診断されるのか

てんかん波は正常な人にでも表れ、それが見つかったとしてもてんかんと診断されることはありません。
また、発作中に脳波検査することは難しく、てんかんの人でも検査中に異常波形が発見できないはよくあることです。
発作が脳の過剰興奮によるものと断定できなれば、てんかんとは診断されません。
脳波の異常だけでなく、発作が繰り返し起きているかが重要なポイントです。

一回だけの発作はよくあることで、街中でけいれん、倒れて救急に運ばれたとしてもてんかんとは診断されません。
その後の脳波検査でてんかん波があっても確定した診断はなく、また同じようなことがなければ「今のところてんかんではない」と判定されます。
2回以上、発作が起きた場合、検査をしててんかん波が見つかれば診断される可能性があります。

てんかんの誤診

しかし、現場では意識を失って倒れた、全身がけいれんした、という情報だけで、てんかんとしてしまう「誤診」「過剰診断」が行われているケースがかなり多くあるようです。
脳波の異常があっても、発作が何度も繰り返し起きていなければ問題はありません。
誤診によって薬を飲み続けたり、別の病気の可能性があります。

てんかんの診断には数年以上もかかることもあるくらい難しいものです。
発作が治まらない難治性とされる患者さんの中には、実際にはてんかんではなかった、と最終的に確定するケースは珍しくありません。

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