• トップページ
  • てんかんは発作のタイプや原因によって分類されている

てんかんの分類

てんかんは発作のタイプや原因によって分類がされています。
現在多く使われているのは国際抗てんかん連盟(ILAE)1989が用いられています。
これには発作の病因による分類と、発作型による分類の2つがあります。
この2つを組み合わせて、てんかんの特徴、その人に合う薬の種類を処方したり、おおよその予後が把握できるので、「正しい診断」が治療の1番重要なポイントです。

発作型による分類は、大脳の一部に異常が起きる「局在関連てんかん」、最初から大脳全体に起こる「全般てんかん」の2種類があります。
局在関連てんかんは部分発作を起こし、意識障害のないものは「単純部分発作」と意識障害を伴う「複雑部分発作」に分けられます。

病因による分類は、脳に関連する病気や変化がない、なりやすい体質をベースにした「特発性」と、明らかな脳の疾患や中枢神経の障害をベースにした「症候性」、どちらかはっきりとした特徴のない「潜因性」の3つがあります。

てんかんの分類は研究や時代の流れのなかで診断名に変更があったり、修正が行なわれているので、今後も変更していくかもしれません。
また、てんかん以外の分野でも独自の分類法がある、新しい分類法を受け入れない医師によって異なる診断名が使われる場合があります。
混乱を避けるために1つに統一しようとしていますが、なかなか揃わずに患者さんにきちんとした情報が届いていないのが現状です。

人気の記事

サイトリンク

免責事項