てんかんの疑い

ある日、突然「てんかんです」「てんかんの疑い、可能性があります」と言われて、ショックを受けたり、どうしたらいいのと不安になるのは当然のことです。
てんかんになったことで、車を運転できなくなって突然仕事を失ってしまう、これまで楽しんできた趣味を奪われてしまう、交際や結婚する時に相手に言っても大丈夫だろうかなど悩みは尽きません。

ところで、てんかんは誤診されやすい病気です。
困ったことに、十分な検査や問診をせずに、てんかんに詳しくない医師は気軽に「てんかん」と診断する傾向があるようです。

海外からの報告ですが、「医師は自分がてんかんになると自分で処方して失敗する」そうです。
この背景にあるのが、てんかんに対する知識不足です。

  • 疑いの段階で治療を開始する
  • 治らなくても当然だと決めつける
  • 発作減少だけで満足する
  • 発作以外の悩みを軽視する
  • 専門治療の存在を軽視する

これは国内でも同じような起きていると考えられています。
難治てんかんとして専門医を受診したところ、てんかんではなかった、タイプにあった薬ではなかった、何種類も飲んでいて副作用だった…というケースはよくあるそうです。

てんかんの診断は容易ではありません。
発作型の分類、症状の分類、検査結果で確定診断までいければ、薬の種類と効きやすさ、今後の見通しもだいたい分かるようになっています。
このような説明もなく、質問にも答えてもらえないなら、てんかん専門医への受診をお勧めします。
自分が納得できる答えは専門医のもとへ、自分から求めに行くのが重要です。

人気の記事

サイトリンク

免責事項