てんかんで命を落とす原因

てんかんによる交通事故をめぐる問題は続いていますが、その他で命を落とす原因として発作中に危険な場所、作業によっては亡くなるケースはあります。

  • 入浴中に意識を失って命を落とす
  • 調理中に火が服に燃え移って命を落とす、火事になる
  • 高い場所にいて転倒したときに転落して命を落とす、大けがを負う
こういった事故を回避するための対策として…
発作の抑制状態によりますが一人きりのときはシャワーを使う
調理にはガスコンロではなく電磁調理器や電子レンジを使う
高い場所では命綱、ヘルメットをかぶる

家庭内、学校、外出先でも環境を整えてもらったり、自分から安全策をとることができれば命を落とすような事故や大けがを少なくできます。

「危ないからあれもこれもダメ」と制限されると体験する機会を失います。
見守りながら一緒にやる、できるところはやるなど、普通の生活を子どもでも大人になってからでもできるように、自分のやりたいことを自分で選べるように活き活きとした生活を送るために「体験する」ということは大切なことです。

子どもがてんかんだと過保護になりやすい、大人では不安や心配し過ぎる傾向があります。
将来を考え自分で判断しながら生活できるように、何が危険か、どのような対策をとるか、周囲の人にどう伝えておくかを学ぶ機会を作ることがてんかん発作による事故で命を落とすのを防ぐのに役立ちます。

てんかん発作で亡くなるケース

非常に稀なケースとして、てんかんで亡くなることがあります。
それは、てんかんの重積発作によるものです。重積発作が起きて医学的処置を受けないことで、亡くなる事があるのです。
重積発作とは、30分以上発作が続いたり、もしくは、意識が戻らない内に2回目の発作が起こることを言います。

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