睡眠てんかん

睡眠と覚醒のリズムに関連しやすいてんかんの種類を「睡眠てんかん」「睡眠関連てんかん」と呼ばれることがあります。
これはてんかんの分類名ではありません。
国際睡眠障害分類で使われている用語です。

睡眠てんかんの種類と症状

睡眠中に発作を起こす頻度が高いてんかんは、側頭葉てんかん、前頭葉てんかんです。
睡眠中のみに発作を起こすとは限りません。
入眠から2時間以内と起床2時間以内に発作を起こすことが多いです。
日中に発作を起こして、初めててんかんということが分かったというケースもあります。

逆に、日中に発作を起こすてんかんで、起床した時間と関連のあるのは、若年性ミオクロニーてんかん、覚醒時大発作てんかんです。
若年性ミオクロニーてんかんは、起床から30~1時間以内に発作が起きやすく、筋肉の収縮するピクッとする発作です。
とても強い力で、持っているものを落としたり放り投げてしまうこともあります。
覚醒時大発作てんかんは、起床直後に大発作を起こしやすく、夕方くつろいだ頃にも大発作が起きやすい時間帯です。

睡眠中の発作は側頭葉てんかん、前頭葉てんかんでは、二次性全般化という大発作を起こしやすいです。
大発作を起こすとまた睡眠に入り、目覚めたときに頭痛、吐き気、嘔吐、失禁などで発作があったことを間接的に知る場合が多いです。

子どもの自然のおねしょは小学生になるまでにおさまることがほとんどです。
それ以降に、繰り返しおねしょをしている場合は、睡眠中にてんかんの発作を起こしているかもしれません。
病院の脳波検査では睡眠中に測定することで異常波が検出されやすいです。
また、睡眠中にバタバタ体を動かしていたり、ふらふらと歩いてしまう様子を家族が見て、受診するきっかけにもなります。

睡眠てんかんと金縛り

睡眠中のてんかん発作について調べているうちに『金縛り』と何が異なるのか興味が出てきました。
というのも、私はよく金縛りになりやすく、「もしかしたらてんかん発作?」と思うようになってきました。
そもそも金縛りについて何の知識もありません。霊的なものではないようなことは気いたいことがあります。
そこで、金縛りの症状等についてしらべ、てんかんの相違点を挙げたいと思います。

金縛りは、脳は目覚めているのに、身体が眠っている状態です。
だから動けないのですね。
『金縛りは自覚できる症状』というのがポイントですね。
てんかんには意識障害が伴うことがあります。
発作が起きても意識がないことがあるのです。
ここがてんかんと金縛りの異なる点ですね。

睡眠
金縛りにあいませんように

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