偏頭痛の治療は、頭痛対処法と薬物療法の2つがあります

偏頭痛の治療は、大別すると、薬を使わない方法(頭痛対処法)と薬による治療法(薬物療法)の2つがあります。

(1) 頭痛対処法
(a) 偏頭痛回避法:生活のリズムを確立するなど、日常生活を工夫する
(b) 応急対策:冷暗所で静養したり、患部を冷やすなど。
(2) 薬物治療法
(a) 急性治療:偏頭痛発生時にトリプタン系製剤を服用。
(b) 予防治療:無頭痛時に予防薬を服用。

今回は(2) の(b) である予防治療を取り上げたいと思います。

月10回以上鎮痛剤やトリプタン系製剤を服用する場合は、予防薬を使用します。
というのも、偏頭痛に対して毎日のようにトリプタン系製剤を初めとする急性治療薬を服用すると、毎日頭痛が起こるような状態になってしまうからです。
これを薬物乱用頭痛と言います。
市販鎮痛剤の服用過多によるものが多いのですが、医師から処方された薬によっても起こります。
ちなみに、次のような症状が当てはまる人はその可能性があります。

  • 月に15日以上頭痛がある。
  • 頭痛薬を月に10に以上服用している。
  • 朝起きた時から頭痛がする。
  • 以前はよく効いていた頭痛薬が効かなくなった。
  • 薬をいくら服用しても頭痛が以前よりひどくなって来た。

薬物乱用頭痛に至る経緯を順を追って並べていくと

  • (1) ひどい頭痛を経験。
  • (2) 頭痛発作(痛み)への不安が大きくなる
  • (3) 早めに(予防的に)頭痛薬を服用。
  • (4) 薬を服用する回数・量が増加する
  • (5) 痛みに敏感になり、頭痛回数が増加する。
  • (6) 頭痛が複雑化して薬が効きにくくなる。
  • (7) 頭痛発作(痛み)への不安が大きくなる……

上記のように悪循環に陥ります。

このような状況に陥らないために、予防薬(鎮痛剤ではありません)を服用します。

目安として、偏頭痛発作が月に2回以上ある方は予防治療を検討することをお勧めします。
また、急性治療薬だけでは偏頭痛によって日常生活に支障をきたす場合や急性治療薬を使用できない場合にも予防治療法を行うのがお勧めです。

偏頭痛予防療法のメリット

偏頭痛予防療法には次のうようなメリットがあります。

  • 前兆も起こりにくくし、吐き気も楽になります。
  • 発作の頻度・重症度・偏頭痛持続時間を減らします。
  • 急性治療の効果を補助します。
  • 頭痛の頻度や程度を半分にまで軽減させるため、生活への支障を軽減させる事ができます。

上記により、生活の質を向上させます。

何しろ、急性治療薬の乱用は薬物乱用頭痛を誘発します。
これを防ぐためには予防治療薬の服用をを医師と相談して検討しましょう。

また、急性治療薬や予防治療薬以外に長期的に体調を整える手段としてサプリメントの服用があります。

マグネシウム・ビタミンB2・ハーブティーなどが、ある程度の偏頭痛予防効果を期待できます。
これらの物質は重篤な副作用が見られず、また安価である事から偏頭痛の予防薬として考えて良いと思います。
特効薬は「ここぞ!」と言うときに効果的に使用するのが賢明というものです。

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