雨の日は偏頭痛が起こる？

天気と頭痛は、多少なりとも関係があると言われています。
天気と頭痛が関係しそうというのは、漠然とわかるような気もします。
では、なぜ天気が悪い時＝低気圧で、頭痛が起こるのでしょうか？
低気圧の日には、頭蓋骨の中の圧力が変化します。
そうすると脳内の血管が収縮するのですが、必ずその反動が来ます。
今度は過度に血管が拡張することで、血管周囲を取り巻いている三叉神経が刺激されて、血管が炎症を起すことで偏頭痛の痛みが発生するのです。
また、低気圧の日には人間の体の血圧も下がります。
血圧が下がっているということは、血管へ加わる圧が低いということ。
つまり、血管が拡張している（通り道が広い）ために、血管へ加わる圧が小さくなるのです。

偏頭痛と天気の関係

①血管が拡張することで三叉神経が刺激され、②炎症を起す血管作動性物質が分泌され、③血管作動性物質により血管が炎症を起して広がっていくことで痛みを感じる、というのが偏頭痛の起こるメカニズムとされています。
血管の収縮や拡張が偏頭痛を起こし、低気圧も血管の収縮や拡張に変化を起こすのであれば、偏頭痛と天気はやはり無関係とは言えないでしょう。
しかし、偏頭痛のメカニズム自体も上の三叉神経血管説が有力というだけで、わかっていないのが実状。
いずれにせよ、天気はどうにもできません。
私達にできることは、普段のコントロールに気を付けて、天気で左右されないようにしておくことでしょう。

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