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統合失調症と脳には何か関係があるのでしょうか?

統合失調症と脳には何か関係があるのでしょうか。
例えばうつ病は脳のセロトニンという物質が不足して起こる事です。
鬱に効果的な薬はそのセロトニンを増やす事で鬱を治療する事ができます。
うつ病と脳は確実に関係性のある病気です。
統合失調症も同じ精神疾患ならば、そうした脳の働きによって治療をするアプローチ方法をするのでしょうか?

1.議論あり

統合失調症の人を調べると、多くの人が脳の委縮が見られました。
しかし、その脳の委縮があるから統合失調症になったのか、統合失調症になったから脳の委縮が起こったのかはよくわかっていません。
脳が委縮しているという異常的な状況から統合失調症になったのか、それとも統合失調症のような絶望的な状況になったから脳が委縮してしまったのか、そのどちらなのかという事は未だ解明されていません。

学問的に見ても、統合失調症と脳の関係というのは、議論されている部分です。
正直な話、統合失調症が何故起こるのかという事は、未だに発見されていません。
精神分裂病といわれていた時代から見るに、精神の問題は脳とは別問題だと分けられていた節もあります。

ただ、精神というのは何処からくるのかというと脳です。
筋肉が精神を作っているという事はありません。

個人的な見解を言うと、統合失調症は脳からくるなんらかの影響でなっているものではあるとは思います。
しかし、脳の委縮については統合失調症の症状から絶望的な気持ちになり、そこから脳が委縮していっていると思っています。
脳の委縮はタバコや酒でなるものだとイメージはありますが、絶望が引き起こす事もあります。
統合失調症になった人は多かれ少なかれ絶望しています。
それが脳の委縮を引き起こしているものだと思っています。

2.脳波の異常というのは存在する

脳波というものもあります。
これは脳の波長の事なのですが、この脳波に異常があると攻撃性が増したり、サイコパスとなったり、統合失調症が持つような特別な精神疾患になったりします。

そうした異常が原因で、統合失調症になる人はいます。

少なくとも脳波に異常があるという人は、まともな人生を歩みにくいです。
そのために統合失調症になる事もあれば、それが原因で統合失調症になる人もいる可能性はあります。

3.脳へのアプローチをする薬は、適時使う

統合失調症の治療には、脳へのアプローチをする薬を使う事もあります。
うつ病のような症状が出ている人には鬱病向けの薬を投与する事もありますし、不安を和らげる薬も、緊張を和らげる薬も、イライラを和らげる薬も、いってみれば全て脳に関係する薬です。

そうした薬を使う事はあります。

ただ、それは脳にある「精神」というものを重くみたアプローチ方法であり、脳への直接的なアプローチ方法である事は少ないです。

最後に

統合失調症と脳の関係性はまだ解明されていません。
かなり人類を苦しめている病気ではあるのですが、今まで差別や偏見、そして病気の難しさなどから解明が進められていませんでした。
今でも十分に進められているかというとそうではありません。

脳と統合失調症の関係を深く調べるのならば、やはり人体実験をするしかないと思っています。
脳というのは、肉と血液でできています。
それを調べるには、統合失調症の人を集めて脳を直接的に調べるしかありません。

ただ、科学の進歩により脳のスキャンができるようになったり、委縮などを見る事ができるようになったりして、確実に治療方法の確立に近づいています。

統合失調症は見捨てられた病気ではありません。
刻々と治療法が進歩している病気であるのです。
そのため、今の学者や医師などに期待をしていれば、その内に、統合失調症と脳との関係も明らかにされるかもしれません。

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