統合失調症で過眠症になる事がある

統合失調症で過眠症になる事があります。

過眠症とは、十数時間など普通よりも長い時間眠っているのにも関わらず、眠気が取れない状況を指します。

眠れない人にとっては、非常に羨ましい状況かもしれませんが、大きく時間を拘束される上に、常に眠気と戦わなくてはいけないという状況であり、非常に苦しい状況になります。

治療方法

過眠症の治療方法は、普通の睡眠障害とは違ったものになります。
過眠症というのは、睡眠の質が低い事で起こります。
そのため、睡眠の質を上げる治療をまず行う事になります。

ただ、処方される薬には副作用がある場合があります。
薬によっては現実感のある独特な悪夢を生み出す事があります。

また、強い睡眠薬を出してもらってそこで、深い睡眠をして、そこから徐々に過眠症を治していくという手段もあります。

過眠症は他の不眠症のように緊張や不安といったようなものが引き金となる事は少ないです。
眠れる事は眠れるので、緊張や不安で眠れないというのとは少し違います。
原因ははっきりしていませんが、睡眠の質が低下する事によるものだとされています。
そのため、治療法も考えてやらなければいけないのです。

対処方法

睡眠薬でも効果が出ず、最終的な対処法としては、カフェイン剤を使用するというものです。

カフェイン剤というのは、その名の通り、カフェインを濃縮したものとなります。
1錠でコーヒー20杯分くらいのカフェインを摂取する事ができます。

このカフェイン剤の投与によって、「常に眠気がする状態」を回避する事ができます。
飲んだら直ぐに覚醒状態となるわけですね。
ただ、カフェイン剤の持続時間は4時間程度のものですので、定期的に摂取する必要があります。
また、人によってはカフェイン剤で吐き気などが出てくる人もいますので、注意も必要です。

ただ、眠気と戦うには、カフェイン剤が最も有効的な対処法となります。

カフェイン剤さえあれば、日中は普通の人と同じように仕事や学業に取り組む事ができます。
やはり、普通よりかは集中力が落ちてきますが、それでも人並みには動く事ができるはずです。

過眠症でもできる仕事

過眠症になるとできる仕事も限られてきます。
常に睡眠を十数時間取っていないといけない状態になるため、普通の仕事に就く事は難しいです。

最も良い仕事は、警備員です。
それも施設警備の警備員ですね。
これならば仮眠時間もあります。

また、高速道路の受付なども拘束時間は長いですが、仮眠時間がしっかりと設けられているので、おすすめです。

介護職も夜勤は暇な時が多いので、夜勤専属となって、暇な時間に仮眠を取る事によって、過眠症でも働く事ができます。

最後に

過眠症は難しい病です。

しかし、睡眠障害であるという事は、治療できない事はないのです。

じっくりと時間をかけて、治療を行う事が大切です。

過眠症になっている間は辛いですが、波が上手く乗れば、統合失調症を抑えながら、過眠症の治療をする事ができます。
投薬治療は様々な面からアプローチしますので、同時に治療する事も可能です。

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