統合失調症は高齢者でも発症する確率はあります

統合失調症は早期性痴呆と呼ばれていたように、主に若い時期に発症するといわれていますが、高齢者でも発症する確率はあります。
ただ、高齢者の場合ですと、それまでの人生で培ってきたもので、対処する事もできます。
正しい生き方をするのが重要です。

老後にする事がなくて

老後というのは、正しく人生設計をしていないと、とても苦痛なものです。

今まで仕事をして、定期的に外に出る目的がありました。
それがなくて一気にやる事がなくなって、燃え尽き症候群となってしまう人も多くいます。
仕事だけが生きがいとなってしまっている人がいきなり仕事のない生活に放り込まれるのですから、その精神的ショックはかなりのものです。
仕事が嫌いな人は、これで仕事から解放されるという気持ちを持つ事ができます。
ただ、日本人というのは根っからの仕事人間であって、古代からの考え方では、仕事は神様からの贈り物であるとされています。
それがなくなり、更に生活環境も変わります。

夫婦仲というのは、例え良好でなくとも、仕事に出かけてさえいればその分一緒になる時間がなくなって、なんとかなるものです。

それが定年で老後になって、ずっと一緒にいるようになると、夫婦仲の悪さが浮き彫りになっていく事になります。

そうした環境の劣悪さというのは、統合失調症を引き起こす原因になります。

毎日が苦痛でストレスを溜め込んでいると、統合失調症を引き起こす事になります。

それは高齢者でも十分にあり得る事なのです。

統合失調症というのは、どうしても精神が不安定な人がなるというイメージがあるかもしれませんが、高齢者だって精神が不安定な時はあります。
高齢者だからといって、全員が人生を卓越しているという考え方は間違っています。

高齢になって精神科へ

高齢になると、どうしても睡眠力が落ちてきます。
そのため、不眠症で精神科へ行くという人は高齢になるにつれて増えていっています。

そうして精神科へ行く機会が増えたせいで、今まで発見されなかった病気が発見される事があります。
精神科へ行く以上、不眠症を訴えても、それが何故起きているのか診査する事があります。
そうして新たな精神疾患が見つかる事もあるのです。

それは統合失調症も同じです。

精神科へ行く機会がある事で、今まで発見されなかった統合失調症が発見される可能性というのは、十分にあるのです。

老後になると、不眠症が当たり前になってきます。
それが高齢化によるものだと思い込んでいたけれど、統合失調症によるものであるという事もあり得るのです。
高齢者の精神科受診は隠れ統合失調症をあぶりだす良い機会なのです。

高齢者のための統合失調症の対処法

まずは人生設計をきちんと行う事です。

普通に働いている内に、老後はこういう事をしようというのを、思い浮かべておく事です。

やはり働いていると、今が必死で、生きていく事が難しいですが、それでも余裕がある時に、老後の生活をきちんと思い浮かべ、資金に困る事がないように貯金をしておく必要があります。

人生設計は老後まできちんとして、初めて役に立つのです。

また、統合失調症であるという可能性があるのならば、早めに受診をしておいてください。
老後になってから判明しても、どうしようもない事が多いです。
今まで統合失調症の症状で隠れて苦しんで、それでもなんとか生きてきたという人は、その分の時間を取り戻せないのです。

最後に

統合失調症は高齢者でも発症し、問題化する事があります。
そうした場合は直ちに治療を行い、残りの人生を悔いなく生きる事が重要になってきます。

統合失調症は薬で抑えれば、普通に生きる事ができます。
薬で上手くコントロールして、余生を普通に生きる事は可能です。

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