統合失調症には、緊張病型というものがあります

統合失調症には、緊張病型というものがあります。
幻聴や妄想など内に籠って社会と適合ができない統合失調症ですが、自分の事が精一杯で、緊張というのには程遠いイメージがあります。
緊張というのは上がり症のような特別な精神疾患だけのように思えます。
では、統合失調症の緊張病型というのは、どんなものなのでしょうか。

1.特異な症状

最も特徴的なのが、筋肉の硬直症状です。
精神疾患で筋肉が硬直してしまうという事は非常に珍しいです。
精神疾患の場合、多くは自分中心で物事を考え、周りの事など気にする余裕がありません。
諦めといった感情が表に出てしまうわけですね。
周りを気にしすぎてしまうという事はあるのですが、妄想的なものが多く、肉体的に影響が出てくるまではいきません。

それが出てしまうのが、統合失調症の緊張病型です。

緊張で筋肉が硬直してしまい、日常生活に支障をきたします。
硬直してしまうと体を動かす事ができずに、その場で停止してしまうのです。

2.その他症状

興奮や昏迷などの症状がある場合もあります。
自分でも感情を制御できなくなってしまうわけですね。

また、陽性時には不自然な姿勢で静止したまま不動となります。
全く動かなくなってしまうわけです。
逆に無目的の動作を繰り返したりもします。
部屋をうろうろしたり、何かを回してずっとそれを続けるなど意味不明な行動を繰り返したりするわけです。

これらの症状は、日常生活で出てしまうと、かなり問題となります。
普通の日常生活を送る事も難しい状況になってしまいます。
明らかにおかしい事をしてしまうのですから、周囲の理解を得られるのは難しくなっています。

3.近年では比較的発症数は減少した

統合失調症はよく知られている病気ですが、上記したような症状はなかなか聞いた事がないと思います。
近年では統合失調症の緊張病型は減少したといわれています。
数の多い統合失調症ですが、緊張病型というのは減少しているのですね。

その理由はよくわかっていませんが、やはり日常生活に支障が出るからではないでしょうか。
文明が発達して色々な考え方が外国から入ってくるようになりました。
そのせいで、何事も「個性」として考えられてしまうような西洋風の考え方が普及するにあたって、緊張をする場面も少なくなってきました。
そうした時代背景の変化が減少につながっているのではないでしょうか。

4.統合失調症でも特異な存在

緊張病型は、統合失調症の中でも重度でなおかつ珍しいものです。

統合失調症でも社会で生活している人は沢山います。
統合失調症のせいで社会参加できない人というのもそれなりにいます。
それでも統合失調症があるだけで明白に社会参加ができないのではなく、統合失調症によってメンタル面が弱くなって、社会参加ができないというケースが多いです。
そうした社会参加の道を尽く消し去ってしまうのが、緊張病型の特徴です。
症状が出ればどんな社会でも参加できなくなってしまいます。
社会で生きていくには、非常に厄介なタイプの統合失調症なのです。

さいごに…

統合失調症の緊張病型は厄介なものです。
統合失調症の緊張病型があるだけで社会参加をする事ができなくなります。
統合失調症の緊張病型は筋肉の硬直やその他意味不明な症状によって、社会参加への道が閉ざされてしまいます。

そうした統合失調症の緊張病型は投薬治療によって症状を抑える事ができます。
統合失調症の緊張病型になったからといって、人生が終わりというわけではありません。
統合失調症の緊張病型になったからとはいっても、そこからできる事もあります。

統合失調症の緊張病型は治療も難しいですが、投薬治療を粘り強く続ける事で、完治に近い状態に持っていく事ができます。

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