統合失調症と嘔吐について

過量の抗精神薬の服用を長期間持続された場合、体調に変化が現れます。
顕著な例としては運動不足や生活リズムの不安定による循環器系の疾患やメタボリックシンドロームと言った成人病に浸る傾向が高いとされます。

又向精神薬の副作用によって腸の働きが悪くなり残尿感の症状が現れたり、咳などと一緒に出てくる胃酸逆流(嘔吐)苦慮する症例もあります。
しかしこれらは、統計的上の数値からの言説であり、抗精神薬の成分の何が悪影響を及ぼすのか現在の所は詳細は不明です。
関連して循環器系(動脈瘤、血栓)や心臓(疾患心筋硬化や動脈硬)など症状が現れた場合は直ぐに病院へお向き適切な処置を受ける必要に成ります。
深刻な場合は突然死にまでに至る為、気に留めておく事が重要です。

消化器の変調の代表例がイレウスと呼ばれます。
イレウスの概略は腸が外因的要素が原因で詰まってしまう疾患の事です(一般的には便秘と言います)。
胃酸逆流と同様、抗精神薬の副作用として生じる場合もあります。
患者単位で比較してみた場合、抗精神薬服の服用量と比例して発症件数は増加する傾向があります。

一般的なイレウス症状はお腹が張った状態で腹部の違和感が感じます。
続いて、胸やけも発生しそれに伴って嘔吐又は胃の内容物が食道まで上がってきます。
よって患者の中では便秘解消薬も一緒に服用する患者も多い様です。

但し便秘薬は万能薬では無く長期間服用し続けると免疫が出来て、腸の働きが減退し薬が効きにくく成り、結果、胃腸薬や便秘薬の服用量が増加する傾向に至ります。
薬の過剰服用は腎臓や肝臓など、他の臓器にも影響を与え、この様な悪循環は適切な措置とは言えません。

一般的に睡眠導入剤は食後服用ですが、個人によっては薬の効果が効きすぎて明日に繰り越す場合も皆無では在りません。
例えば、朝食時に、眠気などにより租借が十分に行わずに誤嚥、食道に行くべき咀嚼物が気管に入り、食べ物に付着している細菌が肺までとどき炎症を起こすケースがあります。
深刻な場合、肺炎に至ります。

統合失調症の症状『大声・暴れる』

陽性症状(急性期)での患者の置かれている状況は通常の認識からは虚を突かれた様な場面設定から自己完結的に成り立っています。
踏み込んで話の概要を熟慮すれば、宇宙の崩壊でその断末魔に立たされているという様に、極限の淵に立たされた心境である事が判ります。
必然的に声は大きく、表現も荒々しく、最後の方は言葉と言うより叫び声の方が近いかもしれません。
従って殆どの場合、他人への威嚇する事を意図するものでは無く、差迫った恐怖に対して絶望と救いを絶叫という形で表現しているに過ぎない場合が多いと言われます。
従って当然患者本人にとっては水や空気を求める様な生理的欲求を動物的に発しているに過ぎません。

関連して暴力は極めて稚拙で計画性・戦略性も何もありません。
暴力と言うより頭の中の混乱を払う為の”もがき”に近いケースが殆どです。
実際のところ、ドラマや映画の様に手の込んだ戦略的暴力は極めて稀な事です。
この場合は統合失調症と言うより人格障害が原因である方が因果関係は成り立ちます。
包括的に捕えれば統合失調症に於ける暴言や暴力とは極めて単調で何度もリズミカルに繰り返す特徴がある事がわかります。
対象方は自ずと限られます。

医療機関、特に担当医との信頼関係の構築が必要です。
まずは、不安の原因などを詮索するよりは、とにかく理屈なしに今は安全である事を諭す事で家族も含め周囲には安全保障感を患者に与える努力が必要に成ります。

統合失調症の治療は通常、長期に至ります。
その間患者は自らの病名や何故、ここにいるのか、今服用している薬の効能など一定の情報共有は場合によっては必要な事ですが、患者の立場に立てば、その様な断片的な情報より、これからどうなるのか?完治出来るのか?が最も関心のある事は想像に難しくありません。
その問いに対して医療関係者側は統計等のような定形した内容で答えを見出すのでは無く、幅広く例示を示し、必要に応じては患者に希望的観測を持たせ、単調に成りがちな治療に意義を持たせます。
加えて心の痛みや不安を和らげる方法が治療効果を上げる事は確かの様です。

患者によっては恐怖を伴った生き方の方に価値を見出すケースもあり、辛難辛苦の先にある超越・悟りを医学によって邪魔されたと逆恨みを持つ様な場合、医者として患者の為に適切な行為として自らの確信をストレートに伝える必要もあります。

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