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  • 急性くも膜下出血とは、くも膜にある血管が破れて出血が起こることを言います

家族歴と喫煙、飲酒

急性くも膜下出血は脳のくも膜の一部分の血管が破裂し、血が脳内に溢れ出ることによって組織を圧迫、もしくは壊疽させて脳の機能をダメにしてしまう病気です。
ですが、この病気は、どういった人がくも膜下出血の中でも発生しやすいのかというと、家族歴が大きく関係しています。

実は、急性くも膜下出血になったことが有る身内がいる人は通常の人よりもくも膜下出血になる可能性が高いことが知られています。
これは、血管の形が大きく関係しているのです。
実はくも膜下出血になりやすい箇所というのは決まっています。
それは太い部分から細い部分の二手に分岐している箇所です。
この箇所が極端に低かったり、血管壁の強度が人によって異なることが知られています。
そのため、普通と同じ生活をしていても血管が破けやすいという事実にほかならないのです。

次に喫煙です。脳の血管の状態を悪化させて非常に厄介な事態を引き起こします。
具体的には血管壁が硬直することによって、破けやすいといった問題が生じるのです。

タバコに含まれている一酸化炭素は血管の細胞を破壊し、壁がボロボロになるため脳の血管の損傷を引き起こします。
その結果、急性くも膜下出血になりやすくなってしまうのです。

お酒
慢性的に飲酒をしているとタバコ同様、脳の血管の損傷を引き起こし、急性くも膜下出血を発症する恐れがあります。

また、飲酒も大きな要因として存在し、慢性的に飲酒をしているとタバコ同様、脳の血管の損傷を引きおこす大きな原因となっています。
そのため、急性くも膜下出血になりやすくなってしまうのです。

初期症状

急性くも膜下出血の場合は、突然発生するため病気の症状を緩和できないと考えている方が多いようですが、実はそうでは無いのです。
急性くも膜下出血の初期症状で代表的なのは人生で感じたことのないような痛みです。
脳がハンマーで打たれたという表現がふさわしいような痛みがあるのが大きな特徴になります。

この他にあまり知られていないのが、首の箇所に起こる異常な痛みです。
首が曲げられないというような激痛の場合は非常に厄介です。

実は、急性くも膜下出血で倒れる人の大部分が頭痛以外の痛みによって、放置した結果症状が悪化するという事実が知られています。
また非常に厄介なのですが、こうした病気の症状を放置して症状が悪化し、結果として急性くも膜下出血で、昏睡といった最悪の結果となってしまうのです。

応急処置

急性くも膜下出血の症状の頭痛が起きたら、まずは無理して立っている状態を避ける事が肝心です。
痛みのせいで立つことができなくなってしまい、転倒し老人の場合ですと骨折といった事も起きやすいので注意が必要になります。
具体的には、しゃがむ、床が安全であれば伏せるといったような行動をとり、すみやかに人を呼ぶようにして下さい。
自分で一人行動を取らないようにして、担架で運んでいただくような処置を取るようにして下さい。

この時車いすを持ってくる場合がありますが、頭痛の場合は基本的に状態を起こすと症状が悪化するので体重が分散する、担架で運ばれた方が痛みは少なくなります。

急性くも膜下出血のまとめ

急性くも膜下出血は、前触れもあまり起こること無くその人の命を奪う恐ろしい病気です。
そのため、本人がそういった病気の可能性が有ること、初期症状がある場合は瞬時にでも判断して対応するといったような事が非常に大切になってくるのです。
そのため、的確な医療処置の知識と行動が、症状の悪化を抑える大きな要因になります。

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