緊張型頭痛の原因は肉体と精神に関係アリ?

頭全体が輪っかで締め付けられるような頭痛。

緊張型頭痛の特徴を一言で言い表わしたフレーズです。

動いたからといって痛みが悪化することもなく、日常生活に偏頭痛ほどには支障が出ない、と言われています。
ですが、人によってはほぼ毎日寝起きから発生する人もいて、生活の質を著しく下げます。

また、頻繁に起こる頭痛に対処するために鎮痛剤を乱用し、薬物乱用頭痛を招いてしまったケースもあります。
こうなれば本末転倒です。
頭痛に当てはまる症状の約80%が緊張型頭痛と言う事です。
緊張型頭痛は決して放置してはならない体調異常です。

緊張型頭痛の原因は大別して2種類あります。

  • 肉体
  • 精神

……って、これじゃあ全ての病気の原因じゃないか、と怒られてしまいそうですが、まずは肉体が原因の緊張型頭痛から。

(1) 緊張型頭痛from肉体

1日じゅうパソコン作業などで肩や首に絶えざる緊張を強い続けると、起こります。

「肩凝りが高じて頭痛になる」と言うのが実感できる頭痛でもあります。
長時間にわたって肩や首に「ぎゅーっ」と力が入った状態が続き、肩や首の筋肉が硬く強張ります。
肩凝りや首凝りの発生です。
筋肉がそのような状況になると、血行が悪くなり、血管に老廃物がたまります。
老廃物がたまった部分を中心に炎症が起こり、痛み物質であるプロスタグランジンなどが生産され、頭痛につながって行きます。

かと言って、長時間のデスクワーク=長時間のパソコン作業は、避けようとしても避けられるものではありません。
さらに、最近では昼休みは無論のこと、午前・午後の休憩タイムに、背中を丸め頭(こうべ)をたれてスマートフォンに没入しています。
休憩時間だけでなく、行き帰りの電車の中でも、自宅に帰ってもTVを見ながら、スマートフォンを触りまくっています。
自ら緊張型頭痛に突き進んでいくレミングの群れのようなものです。

これが肉体が原因の緊張型頭痛です。

(2) 緊張型頭痛from精神

精神的ストレス、つまり不安や恐怖が原因でも緊張型頭痛は起こります。

ストレスはいつでも、どこでも襲いかかって来ます。

  • 会社の上司から常に怒鳴りつけられている。
  • 受験勉強でいつも不安と戦っている。
  • 借金がかさんでいるが、家族にバレそうになっている。
  • 夫婦喧嘩が耐えない。

継続的な不安や恐怖によるストレスが緊張型頭痛の原因になっています。

では、なぜ不安や恐怖によるストレスが緊張型頭痛の引き金になっているのでしょうか。

それは脳内で起こる現象が身体に影響を与える典型的な例です。

不安や恐怖は生きとし生けるのもの生存に関わる衝動です。

5億年前の原始の海の底で生きっていたピカイアの時代から、連綿として受け継がれてきたものです。
と言うのも、当時はアノマロカリスなどの外骨格に鎧われた巨大な節足動物の全盛時代で、爪も牙も外骨格もないピカイア(現世動物で言えばナメクジウオ)としては、生きるためにはひたすら逃げ隠れをしなければならないかったからです。
その不安や恐怖を5億年の昔からつかさどっているのが扁桃体です。
その扁桃体と連動して活動するのが視床下部です。
ここは様々な働きをしていますが、重要な役割として自律神経の中枢であることです。
不安や恐怖を起こさせるようなストレスが扁桃体が活発化し、その影響を受けて活性化するのが視床下部支配下の交感神経です。

交感神経が脳内から首筋へ抜けるところで、一部が肩や首への脳からの命令を伝える運動神経と混入状態です。

したがって不安や恐怖のストレスを身体が感じると扁桃体が活発に働き、同時に視床下部が交感神経を活性化させます。
その指令が身体各部に伝わる前に、肩や首の筋肉につながっている運動神経を刺激します。
その結果、肩や首の筋肉が緊張状態に入ってしまいます。

つまり、不安や恐怖が最初の肉体的原因と同じく、肩や首の筋肉に緊張を強い、慢性的な肩凝・首凝りをもたらします。
肩凝り・首凝りは血管内に老廃物を滞留させます。
老廃物が滞留した部分を中心に炎症が起こり、痛み物質であるプロスタグランジンなどが生産され、頭痛につながって行きます。

つまるところ、緊張型頭痛の肉体的原因・精神的原因と言っても、元をたどれば肩凝り・首凝りに行き着きます. では、肩凝り・首凝りを簡単に緩和する方法はあるでしょうか。

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