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緊張型頭痛の対処 - 食べ物・漢方・抗うつ剤・逆立ち -

「緊張型頭痛」に効く食べ物とは?

「ストレス頭痛」とも言われる「緊張型頭痛」。
ここでもう一度、発生機序をおさらいしてみましょう。

  • 身体的ストレス(長時間の無理な姿勢や骨格の歪みなど)で筋肉が緊張・収縮→血管が収縮→血流が滞り疲労物質(乳酸など)が溜まる→頭痛
  • 精神的なストレスで自律神経である交感神経の働きが高まる→末端の血管が収縮→血流が滞り疲労物質が溜まる→頭痛

この「緊張型頭痛」の循環に陥らないように、次にあることを意識して、食べ物を摂るようにしましょう。

筋肉疲労を回復させる食べ物
豚肉、ウナギ、鶏レバーなどのビタミンB1を多く含むもの・柑橘類、キウイフルーツ、梅干しなどのクエン酸を多く含むもの
血流が良くなる食べ物
大豆、アーモンド、落花生、ウナギ、卵、かぼちゃ、ほうれん草、しそ、アボカド、モロヘイヤなどのビタミンEを多く含むもの・パプリカ、ゆず、レモン、キウイフルーツ、いちご、ピーマン、ブロッコリーなどのビタミンCを多く含むもの
自律神経の整えるためのバランスの良い食事
上記ビタミン類・干しえび、焼き海苔、カットわかめ、納豆、落花生、牛乳、きのこ類などのミネラルを多く含むもの・肉、魚、大豆製品、乳製品、たまごなどのタンパク質を多く含むもの
代謝をあげるために食べ物
根菜類・小松菜・タマネギ・ショウガ・ニンニク・ネギなどの体を温めるもの

「緊張型頭痛」に効く漢方は?

予防のための体質改善として、「緊張型頭痛」をはじめ慢性頭痛に効果がある考えられていると漢方です。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
「緊張型頭痛」を含む慢性頭痛や嘔吐に用いられる漢方です。
体をあたため、上半身で生じる頭痛や肩こり、嘔吐をしずめる作用があります。
桂枝人参湯(けいしにんじんとう)
胃腸の機能を高めるほか、頭痛を抑え、心臓のドキドキ感をしずめる効果があります。
釣藤散(ちょうとうさん)
中年以降の慢性的な頭痛や重頭感に効果があります。
葛根湯(かっこんとう)
体の熱や腫れ、痛みを発散して治す漢方です。
頭痛、肩こり、筋肉痛、風邪のひきはじめの悪寒がある時に用います。
五苓散(ごれいさん)
慢性頭痛に対して効果があるとされています。
漢方は体全体の調子を整え病気を治していくものなので、病状だけでなくひとりひとりの体質により処方されるものです。
服用にあたっては、まずは専門医、薬局への相談をおすすめします。

抗うつ剤は「緊張型頭痛」に効く?

「緊張型頭痛」は精神的ストレスも多く関係しています。
うつ病に伴う症状として「緊張型頭痛」のような鈍い痛みの頭痛が出る場合もあります。
そういった場合は、痛みに効果的な抗うつ剤を処方されたりします。
また、「緊張型頭痛」の患者さんでも、不安やストレスを軽減させるために、予防薬として抗うつ剤や抗不安剤を少量用いることもあるようです。

逆立ちで「緊張型頭痛」が和らぐ?

肩や首の血流の悪さが原因で起こることもある「緊張型頭痛」は、逆立ちをすることで肩や首に血液が回り、血流が促進されて頭痛が和らぐ場合があるようです。

また、逆立ちには内蔵下垂を正常な場所に戻し、脳を活性化させたり精神を調和させる効果もあります。

「緊張型頭痛」と飲酒緊張する場面のあとやお仕事の後、ぱーっとお酒を飲んで気分や体がほぐれるような経験をしたことはありませんか?
お酒を飲むことで頭痛が楽になることもありますが、頭痛の種類によっては逆にひどくなってしまうこともあります。
飲酒により体内に取り込まれたアルコールは、アセトアルデヒドという物質に分解されます。
アセトアルデヒドには血管を拡張させる効果があります。
そのため、血管が拡張され血行が良くなりコリがほぐされ、「緊張型頭痛」のようなストレス・コリが原因となる頭の痛みは解消されます。

また、ストレス解消効果もあるので、適度は飲酒は効果的と考えられています。
逆に、血管拡張によって起こる偏頭痛は、痛みが悪化してしまいます。

しかし、単純に飲酒が「緊張型頭痛」に良い、という訳ではありません。
一時的に拡張された血管ですが、飲酒後しばらくするとアセトアルデヒドの血管拡張効果がなくなってしまうため、元に戻るために収縮します。

また、アセトアルデヒドの作用とは別に、飲酒により交感神経が活性化されて血管収縮が起こるとも言われています。
飲酒によるアルコールの影響は個人差があるので明確に解明されていないようですが、適度な飲酒であれば悪影響は少なく、むしろ健康にプラスの影響があることが明らかにされていますので、飲み過ぎず、適量を気持ちよく摂取しましょう。

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