緊張型頭痛と偏頭痛が同時に起きる!?(その2)

大学を卒業して札幌の別な学習塾で働き始めた時も、大学時代と同様に便利扱いされてしまい、他の講師が頭痛を理由に授業をドタキャンするたびに文系科目を臨時に担当させられていました。

ところがその学習塾が1980年台後半から1990年台前半にかけて2度にわたって分解した結果、筆者と英語の先生で、2人だけの塾を立ち上げ、15年にわたって営業していました。
共同で働いていた英語の先生(文系科目担当)はプロだったもので、頭痛を理由に休む事がありませんでした。
当然、その間は頭痛と言うものは私の頭の中では存在感が零になっていました。

ところが2000年台後半になって、長らく続けた学習塾の講師から足を洗い、女性の多い工場勤務になりました。

そこではまた頭痛でドタキャンする女性工員が後を絶たず、時には16時間労働の憂き目にあわされることも2度や3度ではありませんでした。

筆者にとって、1970年台後半、1970年台後半~1990年台前半、2000年代後半と言うものは女性の頭痛、特に緊張型頭痛と偏頭痛の同時発作に悩まされた日々でした。

この30年以上に渡る歳月で、現実の頭痛持ちの人々と接していくた験するからすると、頭痛治療に関わる学問は全く進歩しておらず、頭痛薬はその耐性患者増やし続けて行くだけだ、と言う認識でした。

ところが、緊張型頭痛と偏頭痛が同時に、あるいは交互に現れた患者を、習慣性のある薬剤を大量に投与することなく、比較的短時間で治療する技術があることを知りましたしりました。

それは、ゴルファーを心身ともにケアしようと言うサービスを行っている病院によるレポートで、緊張型頭痛にはアクティベータメソッドを、偏頭痛には心身条件反射療法というものでした。

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患者は28歳の女性です。

月に1度定期的に偏頭痛が起こり、仕事が忙しくなると緊張型頭痛が現れると言う女性です。

病院に来た時点では、月に1度起こる偏頭痛の日に、忙しい仕事が重なって緊張型頭痛も起こり、「パニック状態になりました」と言う事でした。

偏頭痛は右側頭部に現れるもので、心臓の鼓動と同時にズキンズキンと頭が割れるような痛みが出るタイプでした。

緊張型頭痛は肩凝りが首に登り、頭全体が締め付けられるような痛みでした。

慢性的な緊張型頭痛から治療しようということで、最新治療法であるアクティベータメソッド(Activator Method)による治療を6回にわたって行いました。

その結果、忙しくなっても緊張型頭痛は現れなくなりました。

次に、偏頭痛の治療として心身条件反射療法(Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy)を8回にわたって行いました。

記憶を探り、トラウマや子供の頃の記憶、仕事のストレスなどの心身が敏感に反応する要素を切り替える治療です。

結局、トータル14回の治療で偏頭痛と緊張型頭痛の改善を見る事ができました。

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緊張型頭痛にしても、とりわけ偏頭痛にしても、習慣性の強いベンゾジアゼピンを使うことなく、治療出来たことは瞠目すべき事実です。

だてに時代は21世紀になっていなかった、ということなのでしょう。

2つのの治療法とも、まちがっても国産ではなく、USAでしょう。

ベビーブーマー(日本の団塊の世代)の人々がが軒並み精神の失調をきたす昨今では、様々な種類の精神治療法が考案され、試され、施療されています。

そして実績を積んでいけば、日本のような精神医療後進国に導入され、広宣流布していきます。

結果、28歳の2大頭痛保持者が、積年の頭痛から解放されたのです。

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