トップページ >> 脳梗塞とは >> 陳旧性脳梗塞

陳旧性脳梗塞

陳旧性脳梗塞ってなあに?

一般的に病気がいきなり発症した時は「急性〜」「亜急性〜」といった病名がつきます。
いきなり心筋梗塞が起こったら「急性心筋梗塞」、突然胃腸が痛くなったら「急性胃腸炎」と言ったりしますね。

それとは対照的に病気が発症してからある程度の時間が経過している状態のことを「陳旧性」と言います。
ある程度というのはだいたい1ヶ月くらい。

でもこの「陳旧性」ということばはなかなか病名として聞いたことはないかもしれません。
なぜなら、基本的には発症というのはそのときに自覚症状があることが多いからです。
そして1ヶ月後には治ってしまっている病気が多いですよね。
1ヶ月前にインフルエンザにかかったから「陳旧性インフルエンザ」ですね、と言ってみても、なんの意味もないからです。

しかし、脳梗塞というのは脳梗塞になってから1ヶ月後に脳の状態を調べてみても「以前脳梗塞になりましたね。」ということがわかるのです。
陳旧性脳梗塞とは、「かつて脳梗塞になった痕」、もっと正確に言うと「発症から1ヶ月以上経過している脳梗塞」のことを表しています。

インフルエンザ
陳旧性インフルエンザといっても意味ありません。

陳旧性脳梗塞はあぶないの?

なぜ陳旧性インフルエンザはないのに、陳旧性脳梗塞という病名はあるのか?
それは陳旧性脳梗塞は急性脳梗塞と同じくらいリスクが高く、様々な症状、障害が起きる可能性があるからです。

実は陳旧性の脳梗塞だった、というのはCTやMRIをとってみてわかることが多いです。
CTをとると、正常の脳よりも梗塞部分は小さくしぼんだような状態になっています。
一度梗塞によって血流が途絶え、その血管によって栄養されていた部分が無くなってしまうとその部分はほっといても、元に戻ることはありません。

発症時は症状がなかったために気づかなかったとしても、その後症状がでてくるということもよくあるので注意しなければいけません。
ただ、無症候性(症状がない)脳梗塞は後から再発等で調べた時にわかるというケースがほとんどです。

陳旧性脳梗塞でも、通常の脳梗塞のように、言語障害や手足の麻痺、意識障害、記憶ができなくなってしまうという健忘症、またその他の神経症状などもでてくることがあります。

まとめ

「陳旧性」というのは、「発症から1ヶ月以上経過した」という意味で、心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害では発症から1ヶ月以上経過した発症痕があとから検査で見つかるということがあります。
もともと無症候性で放置していたものや、治療後のものも含みますが、発症から1ヶ月経過しても、梗塞部位が一旦無くなってしまっていると、痕は消えることはありません。
急性脳梗塞と同様に、言語障害や手足の麻痺、意識障害、健忘症、その他の神経症状などがでてくることもあります。
また、陳旧性脳梗塞が見られるとうことは、再度脳梗塞が発症してしまう可能性が高いと言えます。
生活習慣を見直し、しっかりと服薬を続けて血栓ができにくい状態をつくっていくことが大切です!

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