トップページ >> 自律神経失調症の症状【痰・体重増加・手足のしびれ・低血糖・低体温】

自律神経失調症の症状【痰・体重増加・手足のしびれ・低血糖・低体温】

自律神経失調症の症状『痰』

自律神経失調症の症状として、”たんが絡む、咳が出る”ということがあります。

これは実は、喉や肺だけの問題ではありません。 多くの場合痰や咳とともに下記の症状を併発している場合があります。

  • 鼻水の粘度が上がる
  • 吹き出物
  • アレルギー

この症状の原因はずばり、”免疫系”にあります。
自律神経は免疫系の制御も行っていますが、この制御が乱れることで、免疫系の中でも白血球の中で顆粒球というものが増加し、その結果、自分の身体の粘膜などを攻撃し始めます。
これが痰になったり、吹き出物やアレルギーを引き起こすということです。

この免疫系の症状については、手軽に治す手段は残念ながらありません。
自律神経を整え、治療することで免疫系を正常化し、自然と痰や吹き出物が治るのを待つことになります。

自律神経失調症の症状『体重増加』

自律神経失調症になって、体重が増加したり減少した、という事例は決して珍しくはありません。
これにもきちんと理由があります。
それは、自律神経が調子を崩すことによって、副交感神経の活動が低下することです。
そしてこれは、ほぼ直接と言ってよいレベルで、人体のうち、消化器系の機能不全につながることがわかっています。
消化器系が不調の場合、多くは食欲の減退という形で症状が現れますが、食べても満腹感が得られなかったり、食べたものの消化分解がうまくできずに脂肪が蓄積されてしまったりという結果に結びつくことがあります。

そもそも、食べることはごく普通に日常生活の中で行われていますが、モノを食べることによって、交感神経と副交感神経が切り替わり、ストレスを低減させる機能が自律神経にはあることから、ストレス発散のためにモノを食べているという可能性も否定しきれません。
そのため、体重が著しく増加したと感じたなら、まずはストレスマネジメントについて考えてみるのが良いかもしれません。

自律神経失調症の症状『手足のしびれ』

手足のしびれについて、自律神経失調症の場合には、身体の両方や全体がしびれることが多い、ということは前に書きました。
これは同じ血行不良という原因でしびれが起きているのですが、それが自律神経が原因となっていて、どこか一部、あるいは片方だけが酸欠になっているわけではないことが理由です。

この症状に対する対策としては、血行不良を改善することです。
もちろん、入浴するなど、すぐに身体全体を温めることができれば理想です。
充分時間をかけて、ゆっくりとぬるめのお湯で身体全体を温めるのが良いでしょう。
”のぼせ”には注意してください。

また、すぐに入浴できないなどの事情がある場合には、温かいタオルやカイロなどを、手足やお腹、首の後ろに当てて温めるのが有効と言われています。
これはやはり神経の通り道だからという理由でしょう。

入浴
手足のしびれは血行不良を改善することが効果的

自律神経失調症の症状『低血糖』

自律神経失調症と低血糖は、お互いに強い関わりがあります。
低血糖を原因として自律神経失調症を発症する場合もありますし、自律神経失調症の症状のひとつとして低血糖が現れる場合もあります。
ここでは、後者について書きたいと思います。

人間の血液には一定量の糖分が含まれており、これは脳や細胞の活動に必要不可欠なものです。(ただし、とりすぎると当然のように血糖値の過剰な上昇を招きます。)
この血液内の糖分の量を調整しているのも自律神経なのです。
そのため、食事によって充分な量の糖を摂取しているのにも関わらず、血液内に糖分が放出されず、低血糖になってしまうことがあります。

この症状の改善は難しいところですが、血糖が過剰だからといって食事を制限したり、血糖値を制限するお薬を飲んだり、逆にお砂糖を過剰にとったりという行動はあまり効果が望めませんし、後者は特に別の疾患を招きます。
やはり、これらの改善には自律神経の改善が必要不可欠となるでしょう。

自律神経失調症の症状『低体温』

低体温に悩まされる方は少なくないでしょう。
女性に多いと言われますが、男性にも一定数いることは間違いありません。

体温調節が自律神経の大きな役割の一つであることを考えると、ここにも強い関係性があることは察しがつきます。
自律神経の不調は体温調節にも不調をきたすことはご想像の通りで、また低体温が様々な身体の不調をもたらすことも自明と言えます。

また、低体温は精神的にもよい影響を与えないことがわかっています。
精神疾患と低体温との関係性も研究の対象となっているところです。
実際、私も自律神経失調症を患っていたころは、平均して体温は35度台で、現在では36度前半から36.5度前後です。
このことを考えると、やはり自律神経と低体温は強い関係があると考えられます。
どちらを先に治療するか、という話になりそうですが、私は同時に治療をしていくのがいいと考えています。
体温を保つことと自律神経の調子を整えることは矛盾しませんので、同時進行が可能だからです。

病気一覧ページへ
アルツハイマー
アルツハイマーについて
アルツハイマーの症状について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの対応について
若年性アルツハイマーについて
くも膜下出血
くも膜下出血について
くも膜下出血の予防について
くも膜下出血の原因について
くも膜下出血の症状について
くも膜下出血の治療について
くも膜下出血のその後について
くも膜下出血と脳の病気について
急性くも膜下出血について
外傷性くも膜下出血について
脳梗塞
脳梗塞について
脳梗塞の症状について
脳梗塞の原因について
脳梗塞の予防について
脳梗塞の治療について
若年性脳梗塞について
パーキンソン病
パーキンソン病について
パーキンソン病のリハビリテーションについて
パーキンソン病の原因について
パーキンソン病の初期症状について
パーキンソン病体操について
若年性パーキンソン病について
偏頭痛
偏頭痛について
偏頭痛の症状について
偏頭痛の原因について
偏頭痛の対処について
偏頭痛と食べ物について
慢性偏頭痛について
群発頭痛について
緊張性頭痛について
自律神経失調症
てんかん
てんかんについて
てんかんの症状
てんかんの原因
てんかんの対処
てんかんの治療
てんかんと年齢
てんかんの分類
動物のてんかん
統合失調症
うつ
緊張型頭痛
コミュニケーション障害
群発頭痛

免責事項

ページトップ