統合失調症には、その特徴を生かして天才となった人もいます。
人とは違うという事を生かして、人よりも優れているという事にしている人は沢山います。
例えばアスペルガー症候群である可能性もあるとされている、ビル・ゲイツなど様々な偉人が、病気を抱えて、その個性を伸ばして天才となっています。
それでは、統合失調症の場合は、どんな天才がいるのでしょうか。
いわずと知れた文豪です。
今でも芥川賞というのは、日本でも最も名誉ある賞として毎年新聞に載っていますよね。
作品としては「蜘蛛の糸」のお話が有名でしょう。
地獄で苦しんでいる人がたった一回だけ蜘蛛を助けたから天国から蜘蛛の糸を垂らしてやろうとしますが、亡者が群がって結局のところは蜘蛛の糸が切れてしまうという話ですね。
これは童話だと思っている人が結構いますが、芥川龍之介の短編作品の一つです。
芥川龍之介は、27歳頃から前兆が見られているといわれています。
統合失調症としては遅めの発症ですね。
ただ、小説家という職業を考えてみると、家にこもって締め切りの事をばかり考えているのですから、そうした精神疾患になる事も珍しい話ではありません。
実際に日本には小説家で統合失調症になる人は多いです。
そのため、現代で成功している小説家というのは、スポーツを趣味としているような人が多いですね。
やはり、どんなに才能があっても潰れてしまっては何の意味もありません。
メンタルケアも小説家の仕事の内だとされています。
また、芥川龍之介の場合、短編『影』には症状が克明に記されています。
鬱屈としたものを文章に吐き出したいというのは誰にでもよくある事です。
特に小説家となると、自分を丸裸にしないと生きていけないという側面があります。
芥川龍之介の場合も、そうした小説を出版しているという事ですね。
気になる人は、是非、読んでみてください。
千円札でお馴染みの偉大な日本の小説家ですね。
「吾輩は猫である」などの作品は今でも読み継がれています。
精神科医の呉秀三博士に妄想型統合失調症と診断されています。
その人の行動や作品などから統合失調症であると推測される人は多いのですが、正式に診断名が出ているのは珍しいケースです。
夏目漱石には、「恋愛妄想」がありました。
病院で出会った女性が自分との結婚を熱望しているという妄想をしていましたが、実際にはそうした事実はありませんでした。
「吾輩は猫である」を見てみると、どうにも常識人らしい感じがします。
また、文明開化のせいで、大量の外国語の概念を漢字に翻訳した人という事で、文明人としても非常に大きな貢献をしています。
非常に頭のいい人です。
ただ、そうした事ができていても、統合失調症になってしまう可能性はあるのですね。
そこが統合失調症の怖いところです。
日本の小説家である島田清次郎。
この人はミステリーの分野で貢献しています。
精神科医である石田昇は、精神分裂病という統合失調症となる前の病名を翻訳した人です。
洋画家である高村智恵子。
文化功労者にまでなった画家である草間彌生は、繰り返し襲う幻覚や幻聴を描きとめて成功しました。
統合失調症には様々な天才がいます。
統合失調症は社会に適応しにくい病気ですが、社会に適合できなければ社会を自分の住みやすいように変える事ができる人もいるのです。
そのため、統合失調症でも社会的成功を生み出し、天才と呼ばれるような人となります。
統合失調症のIQは普通である事が多いとされています。
そこから更に天才が出てきてもおかしくはありません。
生き辛い社会の中、成功を収めた偉人に乾杯の音頭を取りたいと思います。
そして、これからも統合失調症に負けずに成功する人が出てくるよう願っています。
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