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統合失調症は睡眠障害の傾向が現れる事があります

統合失調症では、睡眠障害の傾向が現れる事があります。
睡眠障害というのは、「貴方のお父さん、眠れていますか?」などのキャンペーン広告で知られるように、精神疾患において基本的に存在する障害です。
では、どういった傾向があるのでしょうか?

入眠障害

これは最もポピュラーな睡眠障害ですね。

いわゆる寝つきが悪い状態です。

布団に入っても、眠れない状態が入眠障害となります。

重い場合だと布団に入っても5時間以上眠れないような状況になる事もあります。
ただ、2時間程度ならば寝つきが悪い人にはよくある事ですので、気にする事はないです。
眠れないと思う事で、プレッシャーがかかり、そのせいで眠れなくなる事もあります。

入眠障害だと、単期間で強い効果を出すような睡眠薬を使用します。
マイスリーなどが最も有名な睡眠薬だと思いますが、これも短期型です。
服薬後30分くらいしか効果がない代わりに、その30分間でかなり強い効果を出します。

中途覚醒

眠っても途中で起きてしまい、そこから眠れなくなる症状です。

トイレに行く回数が極端に多いなどの場合もこの中途覚醒に含まれます。

普通の人は眠りから起きても、トイレに行ってそこからまた眠る事ができますが、中途覚醒の場合、眠って直ぐに起きてしまい、そこから眠る事が困難になります。

中途覚醒の場合ですと睡眠薬の処方が困難です。
何故ならば、直ぐ起きてしまうという事は眠りの質が悪いという事です。
長期的に眠りの質を良くするような薬というのは、メラトニンを管理する薬しかありません。
その他の薬はどんなに強い薬で4時間くらいしか効果ありません。
4時間寝られたとしても、そこから起きてしまっては意味がないのです。

そのため、治療には最も困難を極める睡眠障害です。

早期覚醒

これは自分が思ったよりも早く目が覚めてしまうというものです。

例えば10時に眠ったとして、2時か3時くらいに目が覚めてしまうというものになります。

これは睡眠力の低下に基づくものであって、高齢者によく見られるものです。

こちらも治療が難しいものです。
ただ、全体としてトータルしてみるとそこまで深刻にならないケースが多いです。
早起きは三文の得といいますが、早起きをする分にはそういう体質なのだと諦めてしまうケースが多いからです。

実際に高齢者はこの早期覚醒になるケースが多いのですが、「年を取ったから早起きするようになった」とくらいにしか考えていない人が多いのが現状です。

過眠症

眠り過ぎていると聞くと、何が睡眠障害かと思う人もいるかもしれませんが、過眠症というのは立派な睡眠障害の一つです。

睡眠の質が悪いため、睡眠を多く必要とします。
しかし、十数時間眠っても眠気が取れないなどの異常な状況になるのです。

こうした場合、強い睡眠薬を処方してもらって、睡眠の質を強化する事になります。
一時的にでも睡眠の質を上げれば、その分、過眠で取っていた睡眠時間を減らせるかもしれません。
しかし、これは人によって向き不向きがあります。

この過眠症になると、日常生活に支障をきたします。
何せ睡眠だけで十数時間拘束されてしまうのですから、日常生活を円滑に進める事ができなくなります。
それでいて、まだ眠気が取れないという事で、過眠症になってしまうと勉強をするにしても仕事をするにしても何をするにしても駄目になってしまうケースが多いのです。

最後に

統合失調症では、様々な睡眠障害に悩まされる事になります。

その特性を理解した上で、薬を処方してもらう事が大切になってきます。
自分がどのタイプの睡眠障害かで処方される薬も違ってくるのです。

統合失調症で睡眠障害になった場合、それが真っ先に生活に支障をきたします。
最初に治療すべきものです。

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