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偏頭痛対処に効果的な食事とは!?

偏頭痛の治療というと現在では薬事療法が主流です。
偏頭痛発作時にトリプタン系製剤を服用して発作を抑制したり、発作の頻度が高いと予防治療薬を服用して頻度を抑制するという、要するに対処療法という治療方針です。
これは西洋流の医術の発想で、短期的には効力が高いが、病気の根本的な治療にはなっていない所があります。
偏頭痛とトリプタン系製剤や予防薬との関係は典型的なパターンです。

それに対して、日本に限らず、本家の中国にも漢方薬系医術の発想があって、食餌療法で治療しようというのはそのようなアプローチの1つです。

たとえば、「頭痛に効果のある食品ベスト10」と銘打った記事で、下記があります。

  • 1位:大豆・大豆製品
  • 2位:ほうれん草
  • 3位:牛乳
  • 4位:うなぎ
  • 5位:ひじき
  • 6位:アーモンド
  • 7位:胡麻
  • 8位:豚肉
  • 9位:コーヒー
  • 10位:スイカ
納豆

また、「ビタミンB2を多く含む食品」が効果が高いと言う事で、値段の高い順から下記に記載します。

  • ウナギの蒲焼き
  • 豚肉
  • 牛レバー
  • 豚レバー
  • 海苔
  • 鶏レバー
  • 魚肉ソーセージ
  • 納豆
ウナギの蒲焼き

上記に多く含まれていると推奨する記事もあります。

特に最も安価な納豆は、臨床的に、毎日3度の食事のうち必ず1食は納豆を継続的に摂取すると、偏頭痛の頻度は間違いなく減少する、との事です。
週に1回のペースで起こっていた偏頭痛の発作が、納豆継続摂取の結果、「1ヶ月に1回あるかないかと言うところまで減少」したと書かれています。

ビタミンB2と偏頭痛

偏頭痛の原因と来たら「頭蓋血管の拡張」とか血小板由来の「セロトニン」とか「神経ペプチド」と言う物質の代謝ばかりを追いかけてきたら、思いがけない物質名が出てきました。

そこで、偏頭痛とビタミンB2の関係を調べると、「ビタミンB2療法」と言う記事が出てきました。

それによると、1998年にShoenen らによって発表された論文が根拠になっていて、 「1日1回400mgのビタミンB2(薬名:リボフラビン)をミトコンドリア病の患者に摂取させたところ、ミトコンドリア病の改善を見た」との事です。
ミトコンドリア病の説明は後述するとして、この病気の主症状が偏頭痛なのです。
ですから、ミトコンドリア病が改善されれば偏頭痛も改善されるのではないか。
ある医療機関が「偏頭痛患者55人に1日400mgのビタミンB2を3ヶ月服用させた」ところ、「37名の偏頭痛の発作の割合が半分に減った」という臨床結果がでていました。
患者の67%の発作の頻度が50%になる……これは「効果有り!!」と声を大にして発表できる事なのかは、ハッキリ言って微妙です。

ですが、ビタミンB2は水溶性ビタミンで、必要以上摂取しても体内に蓄積する事なく、余計な分は尿とともに排出されます。
400mg=0.4gと言うのは、食品としては微量ですが、薬品としては結構な量でして、それを毎日摂取させるなどと言う臨床実験を行う事ができたのも、この物質の無害性(副作用のなさ)あればこそなのでしょう。
そう、せいぜい何日か目から尿が黄色になるのが副作用と言えば副作用なのですが、甘ったるい臭いの尿や薬品臭い尿に比べれば何て事はありません。

さてミトコンドリア病です。

ミトコンドリアは細胞内小器官の1つで、細胞の生命活動に必要なエネルギーを生産しています。
このミトコンドリアが、核内のDNA由来とミトコンドリア内のDNA由来の機能不全を起こすと、生まれつき細胞の活力が低下した状態になります。
たとえば、脳の神経細胞が不活発なら、見る・聞く・物事の認識などができなくなります。
心臓の心筋細胞なら血液を全身に送る事が困難になります。
四肢の筋肉細胞ならば運動能力障害をきたしたり、疲れやすくなったりします。
以前は原因不明の病気としてそれぞれに名称がつけられていましたが、原因が判明してからは症候群の名称としてミトコンドリア病( Mitochondrial diseases)と呼ばれています。

ビタミンB2は、ミトコンドリアの電子伝達系をスムーズにする事により、エネルギーの生産機能を向上させる事ができます。
その結果は、ミトコンドリア病の症状の改善につながり、偏頭痛の症状の改善につながります。

最初に上げたベスト10の食品に含まれる偏頭痛改善につながる栄養素を列挙しておくと、マグネシウム・トリプトファン・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・カリウムなどです。

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