緊張型頭痛の対処 - ストレッチ・筋トレ・水泳・整体・ツボ・温める・冷やす -
「緊張型頭痛」をストレッチ、筋トレで予防!
「緊張型頭痛」の原因の最初の部分にもありましたが、頭から首にかけての筋肉の緊張・収縮がコリを生み、筋力の弱い人ほど「緊張型頭痛」になりやすいものです。
ストレッチにより筋肉をじっくりほぐし、コリにくい体を作るために筋トレで鍛えることで、頭痛を予防できます。
頭痛になったときや頭痛の予防としてよく用いられるのが「頭痛体操」です。
実際の医療現場でも用いられており、ネット上でも様々な頭痛体操が紹介されていますので、ぜひ試してみてください。
座ったままできるものもあり、2~3分やるだけで肩や首に血が回って温かくなるのを感じられますよ。
私がいつもやっている体操を紹介します。
これも座ったままできるので、仕事の合間に簡単に出来ます。
- ①両手を膝の上で組み、手のひらを外側に返す。
- ②組んだ手をそのまま、肘を曲げずに頭の上まで上げる。
- ③できるだけ肩の後ろまで引いて、背筋を反らすようにのばす。
右手を右肩、左手を左肩にのせ、肩をグルグルまわすのもおすすめです。
肩甲骨が動かされて、頭がすっきりします。
水泳は緊張型頭痛に効果的なの?
頭痛を起こしにくい体を作るために筋トレをした方が良いと触れましたが、頭を支える首や肩の筋肉だけでなく、首や肩に繋がる腹筋や背筋も鍛えることも大切です。
水泳をしている人には、「緊張型頭痛」が比較的少ないと言われています。
また、水中での有酸素運動がストレス緩和ホルモンであるセロトニンを分泌させ、リラックス効果も大きいようです。

整体は「緊張型頭痛」に良いの?
整体は、体の歪みを治す、という面で実際に効果があるようです。
ただ、整体師さんと合う合わないという相性があるようで、中には施術してもらって悪化した、というケースも多々見受けられます。
突然民間の整体院の扉を叩くのではなく、まずは整形外科で体のどこに問題があるかを診てもらってから考えましょう。
整体院へ行くときには、口コミや整体師の先生の資格なども調べて、自分に合いそうな整体院を吟味する必要がありそうです。

「緊張型頭痛」に効くツボ
なるべく薬に頼らずに痛みを抑えるために、ツボの刺激は有効です。
以下、「緊張型頭痛」に効く代表的なツボです。
- 『百会』(ひゃくえ)
- 耳に親指を入れ頭を両手で包もうとしたときに、ちょうど中指同士がぶつかる、頭頂部のツボです。
体調を整えたりめまいなどにも効き、自律神経を整える効果があります。
また、生理不順にも効果があるようです。
- 『太陽』(たいよう)
- こめかみより少し目尻寄りの、少しへこんだところにあるツボです。
目の疲れにも効果的です。
- 『印堂』(いんどう)
- 眉間の中央にあります。
鼻炎、目の疲れ、不眠、精神の安定に効果があります。
- 『合谷』(ごうこく)
- 手の親指と人差し指の付け根、両方の骨の交わるあたりの手の甲側にあり、指で押すと刺激を感じる場所です。
万能のツボ、とも言われ、頭痛や歯の痛み、肩こりの他、便秘や脳機能にも効くとされています。
- 『風池』(ふうち)
- うなじの部分の、左右2本の筋肉の外側の少しへこんだ部分にあります。
- 『天柱』(てんちゅう)
- 風地の少し下の内側のです。
風地も天柱も刺激することにより、自律神経のバランスを整えます。
うなじに両親指をあて、両肘を上げて両手で後頭部を包み込むようにして風地と天柱を刺激すると、肩甲骨も持ち上がって気持ちが良いですよ。
- 『肩井』(けんせい)
- 首を曲げたときに、首の付け根あたりの出っ張る骨と肩先の、真ん中辺りにあるツボです。
肩こりや、自律神経のバランスを整えるのに効果があります。
太陽や合谷などのツボでしたら、ちょっと疲れを感じたときに電車の中でも押すことができます。
日常のリラックスに、ツボを取り入れてみてはいかがでしょうか。
「緊張型頭痛」は温める?冷やす?
冷すのと温めるのとでは、まったく逆です!これを間違えると症状が悪化してしまうので、要注意です!!
結果からいうと、「緊張型頭痛」は温めると痛みが緩和され、逆に偏頭痛は冷すと痛みが緩和されます。
「緊張型頭痛」は血管の収縮が原因で起こるものです。
なので、肩・首筋に温かいタオルや温湿布をあてたり入浴をすることで血行を良くし、痛みを和らげましょう。
また、偏頭痛は血管の拡張によって頭痛が生じますので、冷たいタオルなどを患部にあてることで血管を収縮させ痛みの軽減に繋がります。
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