トップページ >> 脳梗塞とは >> 「隠れ脳梗塞」いわゆるなんにも症状がでない脳梗塞のことです。

隠れ脳梗塞

症状がない脳梗塞もある??

『脳梗塞』と聞くと

  • 長期入院をしなければいけないのかな?
  • 歩けなくなっちゃうのかな?
  • 長生きできるのかな?

ととにかく重大な病気というイメージではないでしょうか?

もちろん脳梗塞はとっても怖い病気です。
後遺症が残って、一生病気とつきあっていかなければいけないことも多々あります。
でも、なんにも症状がでない、いわゆる「無症候性脳梗塞」というのもあるのです。
この症状がでない脳梗塞を「隠れ脳梗塞」なんて言うこともあります。

もちろん症状がないので、病院で見つかるワケではなく、たまたま人間ドックの検査でCTを撮ったら見つかったり、症状がでて病院に運ばれて検査してみたら、実は以前にも脳梗塞になった痕がみられて、隠れ脳梗塞だった!と後からわかるケースもあります。

無症候性脳梗塞は小さくて細い血管の梗塞であることが多く、障害された範囲も小さいために、症状として現れず、気づかないというケースがほとんどのようです。
高齢になるにつれてこの無症候性脳梗塞の割合は高くなっているので、実際の脳梗塞患者は潜在的にもっと多いと考えられています。

隠れ脳梗塞の治療はどうするの?

実は脳梗塞を起こしていた!ということがわかったら、急に自分の体が心配になりますし、できることなら治療してしまいたい、誰もがそう思うと思いますが、隠れ脳梗塞に対して現在の治療方針としては経過観察の場合が多いようです。

もちろん、明らかに血管が狭くなっているケースなど、再発のリスクが高い場合は手術や薬の処置も行いますが、症状がでていない時点で薬を投与すると、脳出血の可能性が高まってしまうというリスクもあるので、薬物治療は慎重に行う必要があります。
特に無症候性脳梗塞のほとんどを占める細い動脈の梗塞をラクナ梗塞といいますが、このラクナ梗塞にたいして、血液をサラサラにする抗血小板薬を投与することに対しては議論の余地がある状態のようです。

「実は脳梗塞を起こしていた!」良くも悪くもそんな過去を知ってしまったら、まずは1にも2にも、リスクを減らす生活習慣に切り替え、再発を防ぐことが大切です。
今回は「隠れ」だったかもしれませんが、次回の脳梗塞は重大な後遺症を招くかもしれません。
なにも体に異変がないからといって、そのままの生活を続けているのは危険だということを認識しておきましょう。

まとめ

隠れ脳梗塞とは症状がでないけれど、実は血管が詰まってその先の脳の部分が滅んでいた!という病気のこと。
無症候性脳梗塞ともいいます。
隠れ脳梗塞のほとんどが細かな血管が詰まるラクナ梗塞と呼ばれる脳梗塞によるものです。
再発リスクも高く、再発時には何らかの症状や後遺症が残る可能性もあるので、検査で運良く隠れ脳梗塞の痕が見つかった人は、すぐに生活習慣を改め、血糖値コントロール、血圧コントロールをする生活に切り替えていきましょう!

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