偏頭痛の症状『吐き気』が現れたときの対処法
偏頭痛の特徴は、これしかないのかと思うようなオノマトペである「ズキンズキンと」脈打つような強い痛みが起こるところにあります。
しかも月に1~2回と言う頻度で起こります。
身体を動かすとそのたびにガンガン頭に響くために身動きが取れません。
仕事や家事に手がつかなくなり、日常生活に支障をきたす事になります。
それだけでなく、普段は何とも思わない光や音に対して過敏に反応するようになったり、吐き気や嘔吐をともなう事も少なくありません。
この理不尽な頭痛の原因は何なのでしょうか。
偏頭痛の原因は?
偏頭痛の原因は未だ確定されておりません。
ただ、最も有力な説としてセロトニン・三叉神経節というストーリーがあります。
過度の精神的ストレスを大脳が感知し続けると、血液成分の1つである血小板から血管を収縮させる機能を持つセロトニンが大量に放出されます。
ストレスと言うものは、脊椎動物5億年前の昔から、逃げるか闘うか、いずれにせよこれに対処するためには体力全開の大活動を伴うものでした。
その準備として、瞳孔は広がり、胃腸は活動を止め、立毛筋は逆立ち、呼吸運動は促進し、拍動は速まり、血管は収縮するという交感神経大活躍状態になるわけです。
ともあれ、セトロニンが大量に放出され、頭部の血管は一旦収縮します。
しかし、セトロニンが役割を果たす過程で分解消滅すると、収縮した頭部の血管が反動で急激に拡張します。
拡張した血管に拍動のたびに運ばれる血流が頭部を覆う三叉神経を刺激します。
三叉神経は目や耳の周辺から上顎・下顎周辺を覆う神経です。
刺激を受けた三叉神経から発痛物質(神経ペプチド:ブラジキニン・ヒスタミン・アセチルコリンなど)が放出され、血管の周辺に無細菌性の炎症が起こります。
そうなると血管がますます拡張します。
それがさらに三叉神経を刺激して発痛物質を放出し……この繰り返しが刺激として大脳の痛覚中枢へ伝わると痛覚として認識され、偏頭痛となります。
この三叉神経から大脳の痛覚中枢に刺激が伝わる途中で、視覚中枢・聴覚中枢・臭覚中枢そして嘔吐中枢を刺激します。
結果として偏頭痛の随伴症状としての視覚・聴覚・臭覚への過敏や吐き気・嘔吐が現れます。
頭部の血管が拡張する誘因としては、以下の事柄を上げる事ができます。
- ◎外的誘因
- 気圧・気温の急激な変化
- 過度の光刺激(PCのディスプレイ・スマホの画面など)
- 騒音
- 内的誘因
- 精神的ストレス
- 不眠や過眠などの睡眠異常
- 生理などのホルモンバランスの変化
- 嗜好品
- ニコチン
- エタノール
- 経口避妊薬
偏頭痛の対処法は?
偏頭痛みが起こる前に、前兆現象として、眼の眼がチカチカしたり、視野が急激に狭くなったり、視界の一部に歯車のようなギザギザしたものが見えるというような事が起こります。
この前兆現象が5~60分ほど続いた後の60分以内に偏頭痛の発作が起こるのが一般的です。
ですから前兆現象が起きたら、医師の指示に従って、偏頭痛薬を服用する事がお勧めです。
偏頭痛用の薬は病院による処方薬が有効なようです。
おもにトリプタン系薬剤です。
これは偏頭痛の原因を3つの方向から抑えてくれます。
- 拡張した脳の血管を収縮する
- 三叉神経からの発痛物質の放出を抑える
- 三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックする偏頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、光・音過敏などの症状も抑えてくれます
処方薬を確保するためには、頭痛外来を訪れる事をお勧めします。
選択はネットで検索するのがお手軽ですが、口コミでも良いし、居住する地区の役所に問い合わせても良いし、ともかく仕事のできる医者のいる頭痛外来を、最大限の努力を払って探しましょう。
ただ、いきなり偏頭痛が起こったり、前兆現象があっても薬を持ち合わせていなかったりしたらどうすれば良いか。
基本方針としては、拡張した脳内血管を収縮させて元に戻すことです。
- とにかく安静にする
- 横になれればそれが一番ですし、それが無理ならせめて座るだけでも効果的です。
屋外ならば屋内へ。
できれば部屋を暗くしましょう。
- 痛む部分を冷やす
- 保冷パックや氷枕などをタオルで包んで頭の下に置いて横になりましょう。
そこまでの備えがなくとも保冷剤や冷却シート(冷えピタ)を額に当てるだけでも違ってきます。
『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
いくつかおすすめの商品はあるのですが、いくつも紹介すると皆さんも混乱すると思いますので、このページでは、私が厳選した商品を紹介させていただきます。
それは、『ずきしらずの実』という商品です。
皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。
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