てんかんと合併している病気として、うつ病を持っている人は珍しくありません。
うつ病も「こころの病気」から研究を経て、「脳の神経伝達物質の低下が原因」と考えられるようになり、そのメカニズムを利用して新しい薬や薬以外の治療法が出てきました。
てんかんとうつ病を合併しているのは、共通の背景を持っているのではないかという意見もあります。
症状は比較的軽度で、典型的なうつ病とは若干異なる症状(過食、過眠、夕方から調子が悪いなど)が多い傾向があります。
慢性的な抑うつ、不機嫌、不安、焦燥などが混在していると「発作間欠期不機嫌症」ともいわれます。
治療は通常のうつ病と同じような方法ですが、抗うつ薬はてんかん発作を起こしやすくなる作用があるので、あまり影響のない薬を選ぶ必要があります。
併用する抗てんかん薬との相互作用で、血中濃度が上昇して悪化させることがないように量を調節する必要があります。
うつ病を合併している人は、精神科での治療を勧められています。
うつ病は、最悪自分で命を絶ってしてしまうこともあるので、薬さえ飲んでいればOKというわけにはいきません。
自分の気持ち、悩みを話したりして薬以外のサポートも重要なポイントなのです。
私の身近には、てんかんの人やうつの人がいます。
しかし、てんかんでうつを合併している人はいません。
てんかんの人は性格的には普通の方と何も変わらないと考えています。
ですので、今回は、てんかんの方がうつを合併した際にどのように仕事をしてけばいいのか、うつの目線で考えていきたいと思います。
基本的に、うつになってしまうと、落ち込んで気力がなくなります。
その結果、人と話すことなどもできなくなることがあります。
興味のあったことすら興味が無くなったりします。
でも、仕事ってしないと生きていけないですよね。
ここでは、生活保護という選択肢を考えずに話を進めていきますね。
- 1.リラックス方法を身につける
- 恋をする
- スポーツで身体を動かす
- 芸術に親しむ
- 歌を行う
- ヒーリング音楽を聴く
- お香・アロマ
リラックス方法はまだまだありますが、自分なりのリラックス方法を休日に実行してみましょう。
- 2.休日は自分のことだけ考える
- 休日は仕事はしません。仕事の電話もメールも気にしません。
むしろ電源をOFFにしちゃいましょう。
それだと上司に叱られるって?でも仕方ないですよね。休日は仕事しないって決めたんだから!
そんなことで怒るような上司がいる会社なら辞める選択肢も考えてもいいのかもしれませんね。
私の会社は平日きっちり仕事をすれば、休日はなにも言われません。
一度も仕事の連絡なんてきたことありません。
日本人は仕事しすぎと言われています。でも中には従業員の大切な時間を考慮してくれる会社もあることを知っておいてください。
あなたもきっといい職場にめぐり合えるように願っています。
てんかんだから不眠になるのではなく、うつを合併したことで不眠になることが考えられます。
うつの症状の中で睡眠障害があります。
しかも、不眠の症状を訴えている人は90%以上いるとも言われています。
私の知人のうつの人も不眠を訴えていて、日中に眠気に襲われて眠ってしまっています。
まず、不眠の症状を見ていきましょう。
- 夜寝つきが悪い
- 眠りを維持できない
- 朝早く目が覚める(途中で目が覚める)
- 眠りが浅く十分眠った感じがしない
- 目が覚めてもなかなか床から出られない
上記の症状のため、日中の活動に支障が出てしまいます。
- 日中の眠気
- 注意力の散漫
- 疲れ
そして、不眠症の特徴は
- 日本人の約5人に1人が不眠の症状で悩んでいる
- 20~30歳代に始まり加齢とともに増加
- 中年、老年と急激に増加
- 女性に多い
- 午前中に十分に光に当たっておく
- 夜のよりよい睡眠につながります。
- 寝る前の水分補給をコップ1杯
- 快眠のためには、寝る前2時間以内に飲んでよい水分はコップ一杯
- カフェインを摂り過ぎない
- カフェインには覚醒作用があるので、お昼にコーヒーを飲んでしまったらそれ以降は飲まない
- お酒を飲み過ぎない
- 少量の酒ならば、アルコールは良い眠り薬になります。
多くのお酒を飲んでしまうと、こんどは不眠症の原因となるのです。
- 1時間以上の昼寝はしない
- 昼寝をすると体内リズムのズレが大きくなってますます眠れなくなる傾向にありますので、できれば控えた方が良いでしょう。
できれば15分から20分位を目安にしておきましょう。
また、うつの他の症状がよくなっても不眠の症状が残り、そのことがうつ病を再発させやすくするといったデータもあります。