トップページ >> 外傷性くも膜下出血 >> 外傷性クモ膜下出血とは

外傷性くも膜下出血とは

はじめに

交通事故などで頭を強く打ったりした時に頭に対する外傷的な怪我をされたとき、例えば頭蓋骨の骨が折れたり、頭蓋骨が陥没したりしりするのと同時に脳の内部にも衝撃が影響されて脳の組織の座滅(脳組織が砕けて破壊されること)により脳組織が破壊されることを脳挫傷です。
この脳挫傷の影響から起こる膜下出血になるケースもあります。
それでは外部性くも膜下出血についてお話していきましょう。

外部から強い衝撃の影響による出血

事故などによって外部が強い力が加わると頭蓋骨が骨折したり、陥没したりして、この影響をうけて脳内部の損傷がある場合あり、特に脳内部の損傷は広範囲に広がる傾向があります。
この時に脳内の血管に損傷があり出血を伴うことがあります。
この出血が脳内部に広がって、脳の中なる3層の膜のうちのくも膜と脳内部の部分まで出血が広がってくる場合を外傷性くも膜下出血と呼ばれます。

外傷性くも膜下出血の症状

強い衝撃が原因の為まずは激しい頭痛と吐き気を伴うことが多いと言われます。
その他の症状については脳挫傷の影響からの症状で体の半身の麻痺、半身の感覚障害、言語障害、けいれん等があります。
また、びまん性軸索損傷を伴う場合は意識がありません。
または脳幹(生命維持の中枢)が損傷の場合は呼吸が出来ず即亡くなるというケースもあります。
その他では、脳髄液が溜まり、外傷性水頭症を発症することもあります。
外傷性水頭症の症状としては、歩行障害(ゆくりした歩き方で歩行安定しない)や失禁や意識機能低下や思考速度や反応速度低下等です。
また、溜まった脳髄液や浮腫(脳の腫れ)が原因となり頭蓋骨内圧があがって、頭蓋内圧亢進が現れることがあり、症状としては、瞳孔不動(片側が開いたまま)や対光反射の低下(光を瞳孔にあてても縮まない)や意識障害、片麻痺や除脳硬直(手足がつっぱったまま)、呼吸困難、血圧上昇などです。
併発される病状による症状が多く出るような感じです。

症状が治まると

症状が治まってからですが外傷性くも膜下出血の場合、脳血管動脈瘤でのくも膜下出血と違いは外からの強い衝撃から引き起こる脳障害ということにより脳組織の座滅の範囲が広いということがあげられると思います。
特に脳の前頭葉の広い範囲の座滅されることにより様々な高次機能障害が残ってしまうことになります。
場合によっては呼吸困難に陥ることになり亡くなってしまうということもあります。

まとめ

おおきな事故などしたら早く治療してほしいと思ってしましますが外傷性くも膜下出血の場合は事故などによる外からの大きな力が加わる事によるものなので、基本的な処置は自然にその症状を経過観察しながらの対応となります。
衝撃が加わった時の脳の損傷だけの場合の障害は一部分になると言われますが、衝撃が骨を通じ脳内部に衝撃がつたって脳組織を破壊された場合(対側損傷)は前頭葉の広範囲の座滅が多いと言いわれるので高機能障害が残ることが多い場合もあることがいえそうです。
広範囲の脳障害の場合には機能的な障害以外にもその方の気質の変化も見られることもあるようです。
その後のリハビリで改善されますので、焦らずにできることがら日常生活を送ることが大切でしょう。

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