トップページ >> てんかんの分類 >> 難治てんかんの定義と種類

難治てんかん

てんかんの中には治りやすいタイプと治りにくいタイプがあります。

難治てんかんの定義

治りにくい難治てんかんは小児期に発症し、明らかな脳障害をもつ症候性てんかんのグループに多くあります。
共通の症状や検査所見に特徴があるグループをてんかん症候群といい、この中に治りやすい良性てんかんと治りにくい難治てんかんに二極化される傾向があります。
難治てんかんの定義としては、『薬物療法で発作が止まらないてんかん』です。

二極化
治りやすい良性てんかんと治りにくい難治てんかんに二極化

難治てんかんの種類

難治てんかんとして知られているのが…
「サプレッションバーストを伴う早期乳児てんかん性脳症(大田原症候群)」
「ウェスト症候群(点頭てんかん)」
「レンノックスガストー症候群」
「早期ミオクロニー脳症」
「乳児重症ミオクロニーてんかん(ドベラ症候群)」

難治てんかんの特徴

難治てんかんのグループに共通する特徴として…
新生児期または乳児期に発症
特殊なパターンの発作
発作頻度が高い
持続的で激しい脳波異常
原因の多様性
知的障害の合併が高率
難治で予後不良

難治てんかんの症状

症状としては、抗てんかん薬による薬物治療を行っても、てんかん発作が続きます。
存続する発作が生活上の困難をもたらすことが多く、発症前から脳障害のために発達の遅れが見られる症例と経過中に発達が停滞し、時にはできていたことができなくなる退行現象が現れることもあります。

小児の難治性てんかんは脳の発達に重大な影響を及ぼします。
約1/3の小児患者では精神・発育・学習の遅れや行動異常が生じ、人生に与える影響ははかり知れません。

難治てんかんの治療

難治てんかん発作を抑える・軽減する薬物療法と外科手術だけではなく、発作以外の重複症状に対するリハビリテーション、QOL(生活の質)の改善と社会参加のための福祉制度の充実が望まれています。

難治てんかんの寿命

以前、てんかんの人の寿命は短いことはないと掲載させていただきました。
発作のみで亡くなるケースとして、重積状態・意識不明・呼吸停止・心停止を挙げました。
手術で治る難治てんかんもあるので、やはり、難治てんかんでも寿命は短いことはないのでしょうか?
引き続き色々調査しておりますので、結果が出ましたら改めてこのサイトで紹介させていただきます。

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