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自分が統合失調症だと自覚するのに、時間がかかる事がある

統合失調症の症状は多岐に渡ります。
そのため、自分が統合失調症だと自覚するのに、かなりの時間がかかる事があります。
また、統合失調症にかかっていても、自分の症状が性格によるものだと勘違いして、病気であると自覚するのが難しいという人もいます。

1.統合失調症だと自覚するためには

まずは家族など周りの人が気づいてあげる事が重要です。
特に子供の頃などは、統合失調症の症状が出ても、「できない子」という印象を持つだけで特別な病気だと思う事はない場合が多いのですが、変化に気づけるのは家族だけです。
徐々に人が変わったようになったという印象を持ったら、直ぐに病院へ連れて行ってあげてください。

そして、自分で気づくためにはポイントがあります。
「幻聴」「妄想」「監視」。
この三つです。

幻聴は、本当の声だと勘違いしている人も多く、自覚にまで至らない人もいますが、頭の中で聞こえるような遠近を無視した声や、通常はあり得ない声など、不自然なところがあったら幻聴が聞こえているのだと思い、注意して聞いてみてください。

そして、妄想。
これは自分で気づく事は困難です。
自分の思考の根本的なところにあるものですので、気づく事は難しいですが、自分の考えを冷静に見てみてあまりにも現実とかけ離れていると気づく事ができたのならば、自覚する事ができます。

監視というのは、部屋に監視カメラが設置されていると感じたり、街ぐるみで自分が監視されていたりするなどの監視妄想を持つ事です。
今どき、監視カメラは1万円あれば買える時代ですし、監視自体はご近所づきあいが強い田舎ならば街ぐるみで監視しているようなものです。
別にそこまで珍しい事ではありません。
ですが、それも普通であるかないかという境界線があります。
監視カメラを仕掛ける理由があるかないかという線もありますし、どうして監視カメラが仕掛けられているかという線引きもしっかりしなくてはいけません。
街ぐるみの監視にしても、監視した結果攻撃してくる事はありません。
非現実的にそう思い込んでいるのならば、統合失調症だと自覚をしてください。

統合失調症はまず自覚をしなければ治療ができません。
自覚する事が大切なのです。

2.統合失調症だと自覚しないと

もしも統合失調症の患者が自分は統合失調症だと自覚しなければどうなるのでしょうか。

もしかしたら、犯罪に走るかもしれません。

自分は狙われていると思い込んで隣人に危害を与えたというのは、本当にあった事件です。

妄想や幻聴に反撃をしなければいけないと思い込んで、それに対して誰も指摘をしなければどうなるでしょうか?
やはり、そのまま反撃をしてしまいます。

本人にとっては正当な反撃であったとしても、客観的に見ればそれは無差別な攻撃にしか過ぎません。
誰の理解も得られないはずです。

犯罪者になってしまわないように、早期に自覚する事が必要です。

3.ネットで調べてみる

自覚症状があっても確信が持てないという人は、まずはネットで自己診断をしてみてください。
今の時代、ネットで簡単に統合失調症を測定できるようになっています。
幾つかの項目に答えるだけで、簡単に結果を出す事ができます。

そうしたネットという便利なものを使ってまずは診断してみてください。
そこで高い点数や統合失調症の疑いがありとでれば、病院で正式に診断できる足掛かりとなってくれるはずです。

最後に

統合失調症は自覚しにくい病気です。
それは自分が常に妄想をしているので、その性格の範疇なのではないかという考えに至ってしまうからです。

そうした性格と病気との線引きはしっかりとあります。
それを自分だけで見極めるのは大変な事ですが、できない事ではありません。

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