トップページ >> てんかんの分類 >> 後頭葉てんかんは年齢や原因によって、いくつか種類がある

後頭葉てんかん

後頭葉てんかんは脳の後部にある視覚野から過剰な興奮が始まるタイプのてんかんです。
「見ること」に関連する症状から始まるのが特徴です。
年齢や原因によって、いくつかの種類があります。

1.小児期に発症する特発性後頭葉てんかん

視野が暗くなったり、輝く点が見えたり、錯覚、幻覚などの目の症状から始まるてんかんです。

良性後頭葉てんかんと表現されることもある、予後良好なタイプです。
早発型(パナエトポラスPanayiotopoulos型)と呼ばれる幼児期の好発するものがあり、この場合には嘔吐や吐き気から発作が始まります。

遅発型(ガストー型:Gastaut型)後頭葉てんかんと呼ばれ、学童期後半に好発します。

薬によって発作はほとんど抑えられ、治療の終了の可能性が高いと言われています。

2.成人期に発症する症候性後頭葉てんかん

頭痛があるため、片頭痛との鑑別するのが難しいとされていますが、持続時間の違いや後頭部からの脳波異常から鑑別されます。

視覚発作は目の前に光が見える単純な症状が多いですが、点滅、移動することもあり、その症状はいつも同じであることが特徴です。
他に、視野の一部が見えない、ものが歪んで見えるなどがあり、これだけで終わることもあれば、頭痛や視覚発作後に意識を失い、全身けいれんを起こすこともあります。(二次性全般化)
成人になってから特発性で発症することは少なく、脳の血管の異常や病気が元になっている症候性がほとんどです。

偏頭痛との違い

偏頭痛と後頭葉てんかんの症状はよくにていますが、偏頭痛は発作症状が時によって異なる、頭痛が数時間~半日続く、チカチカした光の後、頭痛と嘔吐を伴うことが多いです。
また、後頭葉てんかんの人が片頭痛も併発する場合もあるため、どちらの症状だったかを区別できるようになるのが重要です。

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