緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛の特徴
鋭い痛みはなく、頭全体がなんとなく重く、じわじわとした痛みがだらだらと続くのが緊張型頭痛の特徴です。
肩こりや首の痛みを伴うことが多く、肉体疲労や精神的なストレスで悪化します。
その他の症状として、眼精疲労やめまい、全身のだるさがあることもあります。
緊張型頭痛では、頭の一部分が痛むというよりも、頭の周りが締め付けられるような鈍い痛みを感じます。
緊張型頭痛の原因は、疲労やストレスにより筋肉が緊張状態となることのため、筋肉への負担がたまってくる夕方から夜にかけて痛みが強くなります。
一度頭痛が起こると、その痛みがストレスとなり、さらに痛みを悪化させるという悪循環に陥ります。
そのため、数か月から1年以上も痛みが続くこともあります。
緊張型頭痛は内科OK?
頭痛の症状があり、緊張型頭痛かどうかわからない場合や、頭痛で受診するのが初めてという場合は、まずはかかりつけの内科を受診して相談してみましょう。
内科では何が原因で頭痛が起きているのかを総合的に調べてくれます。
また頭痛に対して、鎮痛剤を処方してもらうこともできます。
内科の診察で、大きな病気が原因ではないことがわかったら、自分の症状に合わせて受診する科を変えてもかまいません。
頭の痛みだけでなく首や肩の痛みがひどい場合は、整形外科で首や肩の痛みを改善することで緊張型頭痛の痛みも軽減していきます。
精神的ストレスが大きい場合は、心療内科や精神科を受診します。
ストレスに対して処方される抗不安薬には、緊張型頭痛の原因となる「筋肉の緊張」をゆるめる働きもあります。

緊張型頭痛は治るまでどれくらい?
緊張型頭痛の原因は、筋肉の緊張状態にあります。
緊張型頭痛の症状が重い場合は、病院で筋肉をゆるめる薬や痛みに対する薬などの治療で、数日~数週間で痛みを軽減することは出来ます。
しかし、緊張型頭痛を根本から治すためには筋肉が緊張してしまう原因を取り除き、筋肉が緊張しないような対策をする必要があります。
運動不足や姿勢の悪さなどの生活習慣を改善し、生活の中に適度な運動を取り入れるなどの対策をしていくことにより、少しずつ痛みが軽減されていきます。

緊張型頭痛がよくなるまで二週間も?
病院で行う緊張型頭痛に対する治療は、主に薬によるものです。
薬を飲めばすぐに良くなると思う人も多いかもしれません。
緊張型頭痛に対しては痛み止めや筋肉を緩める薬などを服用しますが、これらの薬の効果がでてくるのは飲み始めて数週間してからです。
薬を飲むことで、痛みがストレスとなり筋肉が緊張して緊張型頭痛がさらに悪化する、という悪循環から脱することはできますが、根本的な改善にはなりません。
緊張型頭痛を早く治すためのポイントは、早く対策をすることです。
痛みが酷くなればなるほど治るまでに時間がかかってしまいます。
緊張型頭痛かもしれないと思ったら、そのままにしておかないで早めに対策をしましょう。
日本人の頭痛の中で最も多いのがこの緊張型頭痛。その訳とは…
緊張型頭痛を引き起こす筋肉が緊張状態となる原因には、姿勢の悪さや、運動不足、筋肉が弱いこと、精神的ストレスなどがあげられます。
日本人に緊張型頭痛が多いということからは、日本人が日常的に精神的ストレスを感じていて、運動不足で筋肉が弱い、ということが見えてくるのではないでしょうか。
真面目で働き者と言われる日本人。
オンとオフの切り替えが上手くできない、ということも関係しているのかもしれません。
日本人は塩分の摂取量が多いとも言われています。
食生活も緊張型頭痛が多い原因のひとつとなっているのかもしれません。

また、緊張型頭痛の原因には遺伝的な要素もあるのではないかと言われています。
このようなことが複合的に絡み合って日本人に緊張型頭痛が多く発生していると考えられます。
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