トップページ >> てんかんは、合併症として不安障害などの精神疾患が多い

てんかんの合併症

てんかんの原因がはっきりしている脳の障害による症候性全般性てんかんは、運動の障害、知的障害、言語障害がみられることがあります。
また、てんかん患者ではうつ病、不安障害などの精神疾患の合併が多い割合で発症しています。
多くの患者さんはてんかんによる二次的な症状によると考えられています。

他の人にどのように説明したらいいだろうか、また発作があるのだろうか、薬と制限だらけの人生、仲間はずれになるかもしれない、家族に負担をかけているなど誰かに話して理解してもらうことができるものもありますが、一人だけで抱えんこんでしまいがちです。

どこで発作を起こすか分からない不安、危ないからやってはいけないと言われて新しいことにチャレンジすることへの消極的な気分、突然仕事を失い将来を悲観的になってしまうことがよくあります。

大人、親にとって「てんかんという病気がある」というのはほとんど知っていると思いますが、自分が、子どもが発症して初めて知る様々な知識や生活の制限、通院・検査の負担、運転免許の他、国家資格の相対的欠格条項による夢や希望のあきらめ、てんかんのイメージだけによる差別や偏見、友人との付き合いなど、「自分が知ってしまったこと」で世間とのギャップを埋められない生活に不安や憂うつ感、孤独感は周囲の人から見えにくい問題です。

うつ病も不安障害も発症したら治療する必要があります。
治療法は一般的な方法と同じです。
抗うつ薬、安定剤、睡眠導入剤などを使用します。
薬だけではなく対話もこころのケアは大切なポイントです。
精神科でないと医師はうまく対応できないかもしれません。

ダウン症の合併症として、てんかんが挙げられる

てんかんについて色々説明してきましたが、ここでは、『ダウン症』について記載いたします。
ダウン症とは体の細胞の21番の染色体が1本多く存在することを言います。
1000人に一人の確率でダウン症の赤ちゃんが生まれてきます。
ダウン症に関しては多くの人が知識を有していると思いますので、あえて症状等には触れません。
不明な人は、インターネット等で検索するとすぐに情報を得ることができます。

なぜダウン症について取り上げるかというと、実はてんかんと関係があるのです。
ダウン症の合併症として代表的なものにてんかんがあります。

ダウン症の約5%~10%がてんかんを持っているとされ、気をつけなければなりません。
ダウン症の子がかかりやすいてんかんは、『点頭てんかん』と呼ばれるものです。

大人になってもてんかんが治らないダウン症の方は少なくありません。
そして、ダウン症の中には成長してからてんかんを起こしてしまう人もいます。
ストレスなどで精神的に負担を感じたときに痙攣してしまうのです。
その時はてんかんの原因となっている精神的な負担を取り除いてあげることが大切です。

点頭てんかん

物音にびっくりしたかのような、手を伸ばし、カクンと首を縮めるような発作が特徴(首がうなづくようにカクンと下がり、両手は上にグッと上げる)。

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