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統合失調症の自我障害

自と他者との境界が極めて不鮮明に成り、本来は自己の体験した事柄を、その統制権から外れた他者に強要する行為の事です。

【例】罹患者が自我障害の他に妄想や幻聴を患っていた場合、妄想上で(特定他者との)体験内容と現実との事とが混乱し、罹患者の言動が心覚えの無い他者にとっては面喰わせる場面があり得ます。
意思疎通の出来る形を採るケースの独語症状として現れる事もあります。

尚、境界性人格障害は急性的な起伏変化が特徴で自我の有無とは直接関係はありません。

自我障害の特徴(類似症状)
①自らの言動が他者の意志により制御されている様に感じる。
②心中愉快では無いのに表情筋が他者に制御され、場違な場面で笑った顔に成る。
③自分の考えが抜き取られる様に感じる。(考想収奪)
④他者の考えを吹き込まれる様に感じる。(思考吹入)
⑤自分の中に誰かがいる。(乖離性人格障害/多重人格障害)

電波

電磁波や電波という目視できないが実存する物質及び波という物理作用を根拠に、説明し難い特異な症状(特に幻聴など)単なる自然現象を曲解し超常として盲信する様に成ります。

例えば感覚器官外知覚・特殊情報伝達(思考伝播テレパシー)などオカルトSF映画の類の出来事と自らの関心とをダブらせる事も在ります。
又時代に沿って科学的リアリティの在る様な不思議現象に阿る傾向が在ります。

アダムスキーの金星人との遭遇は現在では陳腐すぎてもっと捻った発言(確認されてい無い惑星)をします。
異星人の乗り物も円盤⇒(B2ステルス爆撃機の登場に略合致)三角形と時代に則して変化します。
携帯電話の普及し出した90年初頭、ロサンゼルスでは超低周波のアンテナにより洗脳されているとの噂が一時期、拡散された事があります。
日本でも白装束軍団が電磁波による滅亡を訴え、この奇異な行動がニュースに成りました。
火星人襲来の様な子供の悪戯の様な嘘話がラジオから流れる事によって、社会が一時混乱したケースも在ります。
タイミングによっては個人の妄想が集団ヒステリー呼び起こし社会問題化する事もあります。

動悸

動悸の直接原因は自律神経系の調子に異変が生じた場合に発症する現象です。
交感神経を働かせ「不安」の先にある出来事(恐怖)に対処する為に体内血液の循環を促進、興奮状態にします。
非現実的な妄想であっても、内容如何により身の危険性を知覚した場合、同症状が現れます。
この様な原因自体に問題があっても肉体的反射には正常機能していると言えます。

動悸以外に自律神経の失調により発症する現象には、胸の締付け感・窒息感・冷や汗・体の震え・脱力感・ひん尿・手足の痺れ・めまい感・喉の渇き・(偏)頭痛・隅眠障害等、多岐に至ります。

離人症・PTSD健忘等を患っている人が急性・突発的に体現した不安や恐怖が回想する事によって自立神経の乱調現象が生じて動悸や過呼吸など発症する場合、これらを総じてパニック(不安)発作と呼ばれます。

外出

特に急性状態下では患者は過分に神経過敏状態に置かれており、基本的には医者の権限や判断で拘束する事があります。
可能な限り刺激を遮断する事が望まれます。
ドーパミンの過剰分泌下では少量の情報刺激であっても脳内で刺激自体増幅され処理限界を超えてしまう場合もあります妄想の原因と直結します。
予後効果が良好でリハビリの一環として外出する場合、刺激に対して一定の配慮が必要と成ります。

外出以外に刺激と成り得る留意事柄
①予測不可能な出来事による刺激を避ける為、ラジオ・テレビ等から遠ざける。
②急き立てられる発言や粗暴な表現に接触しない。会話はゆっくり、簡潔に留めます。
③機器の大音量や光の調整が必要です。鋭く発する人工光(激しい点滅)も刺激対象です。
④常時、薄いカーテンなど掛けて空間の光量を調節する工夫が必要です。
⑤過敏性は睡眠不良を誘発させなす。従って睡眠導入への傷害を極力減らす空間造りが必用に成ります。

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