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てんかんの食事

ケトン食療法

てんかん患者が特別に食事の内容を制限されることはありませんが、てんかん発作の治まらない難治てんかんで行なわれている食事療法としてケトン食療法があります。

正常な体は糖質のグルコースを脳の活動源として使っていますが、ケトン食では糖質ではなく脂肪から作り出されるケトン体をエネルギーとして変換します。
ケトン食療法は主に小児のてんかんを対象とし、脂肪が多く炭水化物が少ない食事となっています。
様々なタイプの発作型に対応しており、半数の患者さんで発作の頻度が半分になるという報告があります。

しかし、メニューを作り続けていけるか、本人に食べ物の選択ができるかが課題です。
効果があった場合は数年間食事療法を続け、徐々緩めながら中止していきます。
栄養源として脂肪から体内で作られるケトン体を使うためにおやつとして1回でもアメやクッキーなど糖質の含まれているものを食べてしまうと効果がなくなります。
友達の家やおまけとしてもらったものに対して「NO」と言えるか、などです。

脂肪の多い食品

脂質は、油脂、脂肪の多い肉、乳製品、ナッツ等に多く含まれます。

  • 牛ばら肉
  • フォアグラ
  • 牛肉(サーロイン)
  • 牛肉(テール)
  • 生クリーム(乳)
  • 牛肉(リブロース)
  • 牛肉(サーロイン)
  • あんこうのきも
  • ベーコン
炭水化物の少ない食品
  • ほうれん草
  • キャベツ
  • 水菜
  • レタス
  • 小松菜
  • にら
  • ハクサイ
  • 青梗菜
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • 豚肉
  • 魚介類
  • 甲殻類
  • まいたけ
  • ナメコ
  • マッシュルーム

修正アトキンス食療法

成人向けには修正アトキンス食療法があります。
もともとは肥満の治療目的としてアメリカで開発され、てんかん治療に合わせて修正を加えたものです。
脂肪を多めに摂取することはケトン食療法と同じですが、修正アトキンス食療法は糖質・炭水化物の総量のみ制限するため、ケトン食よりはやりやすい方法です。
ケトン食を続けられない小児での導入が検討されています。

まだ発作をなぜ起こしにくくするのかは医学的に解明されておらす、栄養の専門家からは成長に必要な栄養バランスではないと指摘されていますが、副作用はほとんどなく、実際に有効な方法だとして海外でも取り入れられています。
しかし、ケトン食の作り方や注意点などを指導できる病院は少なく、書籍を参考にしながら自己流で行なうことになるほうが多いとみられます。

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