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脳梗塞とは

脳梗塞は脳卒中の数ある原因の一つです。
現代の日本では、脳卒中の原因の約四分の三が脳梗塞だと言われています。

脳梗塞は脳に栄養を送る動脈血管が詰まる(閉塞)・詰まりかけて狭くなる(狭窄)が主な症状です。

これにより血流が半分から十分の一にまで減ってしまい、脳の組織が破壊されてしまう(壊疽)ことが多く、壊疽した脳細胞が溶けてしまうため「脳軟化症」という別名もあります。

体の麻痺や言語障害、意識障害(いわゆる植物人間状態)になってしまうこともしばしばある、恐ろしい病気として知られています。

血管の詰まりが緩やかだったり、症状が徐々に進行すると、脳卒中ほど激しくはありませんが、認知症や言語・意識の障害、ものが飲み込みづらくなるなどの症状が起こる可能性もあります。

認知症
認知症や言語・意識の障害、ものが飲み込みづらくなる等の症状が出ます。

脳の血管が詰まる主な原因

  • 心臓など、他の動脈内に血栓(プラーク)ができ、脳の血管に詰まったために起こるもの
  • 脳の動脈自体に動脈硬化が起こるもの
  • 脳の血管に炎症の腫れが起きたもの(血管炎)

脳梗塞に一度なってしまうと…

一度なってしまうと元の状態に戻りにくい脳梗塞は、年齢や性別に関わらず発症率が高く、長いリハビリと介護が必要になる重病です。

高齢男性の方のほうが脳梗塞発症のリスクは高まりますが、若年性脳梗塞も珍しい病気ではありません。

しかし、初期症状に早く気付くことで進行を食い止めたり、予防することも可能です。

現代では脳の検査方法も進歩しているので、一昔前では見つからなかった脳梗塞の予兆や軽い発症も見つかりやすくなっています。
本人やご家族がおかしいな、と感じたときはできるだけ早く診察を受けましょう。

医者
おかしいなと思ったらできるだけ早く診察を受けましょう

脳梗塞の早期発見・予防について

かかりつけ医による早期発見と、正しい治療をうければ重症になる前に完治することも可能です。
しかし、生活習慣によって起こることが多いため、脳梗塞になってから慌てて生活を見直す方も少なくありません。

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