偏頭痛がなぜ起こるのか、まだはっきりと解明されていません。
しかし血管の拡張による問題であることは解ってきました。
血管がまず先に収縮し、その後急激に拡張することによって発作を起こすとされる「血管説」、何らかの原因で血管が拡張した時に三叉神経を刺激し、痛み物質が放出されるのではないかという「三叉神経説」が原因として有力な説です。
このどちらも血管の拡張が絡んでいます。
血管が拡張すると、偏頭痛発作が起こります。
偏頭痛の誘因として精神的因子や環境因子があります。
女性の偏頭痛患者の多くは、月経周期と関連しているのではないかという推測もありますが、自分でコントロールすることはできませんね。
今回は、数ある誘因の中で自己コントロールのできるもの、偏頭痛を誘発しやすい食品について調べてみました。
偏頭痛の誘因となる食品は数多くあります。
それは血管に作用する物質を含んでいるために起こります。
血管に作用するというのは、血管の収縮作用と拡張作用があり、どちらも偏頭痛発作の誘因となりえます。
拡張することが偏頭痛を起こすのですが、その前に過度に収縮すると後に反動で拡張し過ぎるために発作が起こることもあるからです。
- アルコール‐特に赤ワイン(ヒスタミン様物質、アルコール、ポリフェノール)
- ベーコン、ソーセージ(亜硝酸化合物)
- アスパルテーム(甘味料)
- チョコレート、ココア(チラミン、ポリフェノール、カフェイン)
- 熟成チーズ、柑橘類、漬物類、発酵食品、薫製類(チラミン)
- コーヒー、紅茶、緑茶など(カフェイン)
- 肉類、スナック菓子、うまみ調味料(グルタミン酸ナトリウム)
- その他食品(ナッツ類、ピーナツバター、アボガド、バナナ、乳製品)
上記にあげた食品の中には、チアミンやグルタミン酸ナトリウムといった、偏頭痛を起こす誘因としてまだ科学的立証のされていない物質もあります。
患者の主観評価であるとしても、誘因として可能性が高いのであれば避けておく方が無難でしょう。
また、グルタミン酸ナトリウムというのはわかりやすく例を挙げると「味の素」です。
缶詰やスープ等の加工食品にも含まれていますので、完全に除去するというのは現代では難しいかもしれませんね。
上記で挙げた食べ物のうちの一つを食べたからといって、必ず偏頭痛発作が起こる訳ではありません。
例えばチョコレートも2かけらなら大丈夫でも、板チョコ1枚では発作が出るというように、量にもよります。
また、アルコールでは赤ワインの発症率が高く、ウォッカは比較的低いと言われています。
これらの食べ物で注意して頂きたいのが、食べ合わせ。特に赤ワインとチーズはNG。
ワインとくればチーズと発想しがちですが、実はこの食べ合わせはかなりの率で偏頭痛発作を起こします。
また、スナック菓子やナッツ類をおつまみにアルコールを摂取するのも避けておいた方がよいでしょう。
- スナック菓子やナッツ類をおつまみにアルコールを摂取するのも避けておいた方がよい
その日の体調や、血管作動作用があってもある食べ物は大丈夫といったような個人差もかなり影響しますが、まずはこれらの食べ物は避けておきましょう。
まだ自分にとって何が良くて何が悪いのかわからない場合は、ある食べ物を1か月から2か月摂取するのを止めてみましょう。
それによって偏頭痛発作の起こる頻度や程度がどのように変化したかを判断してみてはいかがでしょうか?
偏頭痛の発作には血管拡張が関与している…そう言われても、血管自体を自分で閉じたり開いたり調整できるものではありません。
自分のコントロールできるもので、対応していきましょう。
『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
いくつかおすすめの商品はあるのですが、いくつも紹介すると皆さんも混乱すると思いますので、このページでは、私が厳選した商品を紹介させていただきます。
それは、『ずきしらずの実』という商品です。
皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。
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