トップページ >> 動物のてんかん >> 犬のてんかんの症状は発作のタイプによって異なる

犬のてんかんの症状

犬のてんかんの症状は、発作のタイプによって異なります。
意識を失い全身のけいれんを起こす大発作、意識は失っているものの、けいれんはない発作があります。

  • 口をクチャクチャ動かす
  • よだれが出る
  • 体の一部のみけいれん
  • 後ろに体をそらし、足をつっぱる
  • 足をばたばた動かす

発作中には尿や便を漏らしてしまうことがあります。

発作中は意識がないですが、発作は数秒~数分で終わり、その後は何事もなかったかのように戻ります。
全身けいれんのあった場合は体を休めるように自然に眠り始めたりもうろうとした状態になります。
発作が止まらない、意識が戻らないうちに発作がまた始まることを「てんかん重積状態」といいます。
通常は、飼い主さんは発作を観察し記録していくだけですが、重積状態になってしまったら処方された座薬を使い、速やかに動物病院を受診します。

一般的なイメージの発作は、突然の意識消失とともに転倒し、体をギュっと突っ張ってから、足のけいれんがあります。
ギュっとつっぱる発作を強直発作、四肢のけいれんを間代発作、両方がある強直間代発作があります。

発作の症状は強直間代発作だけではなく様々なパターンがあります。
発作を観察することは、てんかんのタイプを判定する重要なポイントです。
薬の効果によって、発作が消失、頻度を減らす、発作時間を短縮させることができます。

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