トップページ >> くも膜下出血の症状 >> くも膜下出血の前兆を前もって知ることでリスクを最小限に抑えることが可能です。

くも膜下出血の前兆

くも膜下出血は一般に亡くなる確率が高い病気として知られています。
しかし、症状が軽い状態で早期発見でき、適切な治療を受けることが出来ればほぼ100%に近い確率で助かると言われています。
そして、逆に昏睡状態になってからなど、かなり重症の状態で病院に運ばれると助かる見込みはほぼないと言われています。

ですから、くも膜下出血の前兆を前もって知り、それによって判断し、早期に治療を受けることができればくも膜下出血によるリスクを最小限に抑えることができます。

くも膜下出血の前兆とは?

くも膜下出血には、幾つかの前兆があります。

  • 血圧の乱れが見られる
  • 通常とは違う頭痛がする
  • 吐き気がある
  • 目が痛む

このような症状が表われたら、くも膜下出血の疑いがあります。
1つずつ詳しく取り上げますので、診断の参考にしてみてください。

くも膜下出血の前兆―血圧の乱れ

くも膜下出血は、発症する数日前から血圧が乱れる傾向があるようです。
落ち着いた状態で何度か測ってみて、血圧の上がり下がりが見られる場合はくも膜下出血の前兆である場合がありますので、医師に相談することをお勧めします。

血圧測定
くも膜下出血の前兆として血圧の上がり下がりが見られる場合がある

くも膜下出血の前兆―通常とは違う頭痛

くも膜下出血を発症した人の多くは、発症する2~3日前から通常とは違う頭痛を感じるようです。

この痛みの原因は脳動脈瘤に影響によるものです。
脳動脈瘤が破裂する前に脳動脈瘤からの出血が見られ、それによって頭痛を感じる人もいますし、脳動脈瘤が大きく成長することにより脳内の神経を圧迫することで頭痛を起こすこともあります。

この痛みの程度については、出血の程度により異なります。
出血が多ければハンマーで殴られたかのような激しい痛みを感じる人もいますし、 出血があまり多くなければ軽い頭痛を感じる程度という場合もあります。

痛みがあまりに強いと病気を疑っても、痛みが強くなければつい病院に行くのを遅らせてしまう人も少なくありません。 くも膜下出血は早期発見が治療のカギを握りますので、ちょっとでもおかしいと感じたら早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

くも膜下出血の前兆 - 吐き気がする

くも膜下出血を発症した人の中には、頭痛とともに吐き気がしたり嘔吐したという人が少なくありません。
くも膜下出血を患ったすべての人に、この症状が表われるという訳ではありませんが、吐き気や嘔吐などの症状が頭痛とともに見られるようなら病院で診察してもらう方がいいでしょう。

吐き気
吐き気や嘔吐などの症状が頭痛とともに見られる場合はくも膜下出血の前兆かも

くも膜下出血の前兆―目が痛む

くも膜下出血の前兆として目が痛んだり、物が重なって見えたりなどという目の異常が見られることもあります。

このような症状は数日で治ることも多く、そのため見過ごされてしまうことも少なくありません。
しかし、数日間目に異常を感じたものの、治ったので気にかけないでいると、実はそれがくも膜下出血の前兆だったということもあります。
それで、このような症状が見られたら、くも膜下出血の前兆である場合もありますから、もしもの場合のために病院に行くことをお勧めします。

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