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コミュニケーション障害の自己診断テスト

コミュニケーション障害(以下:コミュ症)は特に若い人の場合、進路選択など結果的に狭める可能性もあり心当たりが有る当人にとっては深刻な問題に成りえます。
故に隠匿出来るなら其れを望むの方がむしろ普通の心理状態です。

多くの自覚症状としては『会話が苦手』『会話がぎこちなく話題に発展性が望めず長く続けられない』と云った症状を指します。
しかし性格、ナイーブになりがちな思春期、性別、環境など外因的な問題とが複雑に絡み合った結果としてのケースも有り得ます。

従って程度によっては誰にでもありえる現象で、特段構える必要がないケースも少なくありません。

先天的な脳機能障害以外のコミュ症は帰結的に現れる症状であって、コミュ症による現象や症状とは別に発症原因主に後天的外因などトレースする事によって人格形成を知る事が出来ます。
この様に罹患者のプロフィールを遡及的追求によってリハビリに役立つ事もあります。

原因

社会不安障害、この症状は一般的且つ典型的な症状です。
対人恐怖症による緊張である場合が多く訓練や馴化によって解消される場合もあります。

不安症とは具体的に人前でのスピーチ、上司、先生など目上の人と会話、会食などザックバランな自由会話の時等、複数人の中に存在し注察されている事に過剰意識が働き本来の自分が一時的機能不全を発症する事です。
この症状の程度(尺度)はLSAS-Jである程度は自己診断出来ます。

LSAS-Jは米国で作られた心理検査でLiebowitz Social Anxiety Scaleが正式名称でjは日本版を指します。
チェック項目への回答(種目毎に24問)する形式で点数化されます。
恐怖感・不安感テストと回避テストの2種目あり、0~3点/問の4段階で採点します。
従って回答数は一回の試行で48問で3×48で144点満点と成ります。
概ね一週間内の状態を回答する事が推奨されています。

症状の進行によって統合失調症への罹患に至っては注察念慮や関係被害念慮に相当します。

LSAS-J設問「恐怖感・不安感テスト」

  • ●全く感じない・・・0点
  • ●少しは感じる・・・1点
  • ●ハッキリ感じる・・・2点
  • ●強く抵抗を感じる・・・3点
  • 1.人前で電話を掛ける
  • 2.少人数グループ活動参加の有無
  • 3.公共の場所で食事をする事
  • 4.人と一緒に公共の場でお酒を嗜む
  • 5.権威ある人物と話す
  • 6.観衆の前でパフォーマンスを実行する
  • 7.パーティや集いに参加する
  • 8.人に姿を見られながら仕事や勉強をする
  • 9.人に見られながら文字を書く
  • 10.良く知らない相手に電話する
  • 11.良く知らない相手と話合う
  • 12.初対面の人と合う
  • 13.公衆トイレで用を足す
  • 14.他者が既に着席している部屋に入って行く
  • 15.人々に注目されてしまう
  • 16.会議で意見を述べる
  • 17.何らかの試験を受ける
  • 18.面識の浅い人の意見を否定する
  • 19.面識の浅い人と目を合わせる
  • 20.仲間の前で報告する
  • 21.イベントや会合などに人を誘う
  • 22.見込み違いの購入済み商品を返品する
  • 23.集合やパーティの主催する
  • 24.強引な押売りセールスマンにキッパリ抵抗する

LSAS-J設問「回避テスト」の設問は恐怖感・不安感テスト」の内容と同一です。
但し回答項目は以下の通りです。

  • ●全く回避しない・・・0点
  • ●1/3の割合で回避する・・・1点
  • ●半分位の割合で回避する・・・2点
  • ●75%~100%程度回避する・・・3点

サイコパス

サイコパスは、一般的に反社会性人格障害が適当な表現です。
単刀直入に云えばサイコ系ホラー映画では、‘かなり壊れている人’が登場する事に成っています。
言い換えるとその際立った個性がサイコパスの雛形と言えるかもしれません。

現実的には身近な存在ではありません。
しかしサイコパスは縁遠い存在でありません。
特定な条件が重なると事で人格豹変する人は何処にでも一定程度居り、その資質を家族や周囲も、ただ気付かないだけなのかも知れません。

または職人気質の気難しい人と認知されているケースもあります。
その他モンスターペアレント・モンスタークレイマー・酒乱(第3者に意味無く暴力的に絡む人)も厳密には人格崩壊と言う意味では一時的なサイコパスです。

ソシオパス

ソシオパスとは社会病質者の事を指します。
人格障害という面からサイコパスと同義に使用される場合があります。
分類上サイコパスは先天的要因による症状。
ソシオパスは育成環境など後天的要因により発病した症状です。
何れにせよ護身術を持つ専門家以外での対応は危険です。

また、発症時期には特段定義されていませんが思春期前の少年~高齢者まで全てが対象です。
知性は正常である為、段階を踏んで最終的には人を傷つけてしまう傾向があります。

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