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自律神経失調症の症状【目・頭・顔・首・口・鼻】

自律神経失調症の症状『目』

自律神経失調症の症状の一つとして、目の症状があります。

目の周辺の状態維持はやはり自律神経がその役割を担っているため、自律神経失調症を患う方にとっては、この状態維持がうまくいかずに不調をきたすことがあるのです。

代表的な症状
眼精疲労
疲れ目
ドライアイ

上記の症状が一般的です。

眼精疲労については、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできていないことから、目の焦点を合わせる筋肉の疲労がより強まるためと考えられています。

そしてドライアイについては、涙の分泌を行うのが副交感神経であるため、ストレスによって交感神経が働いている場合に、瞳を潤すために必要な量の涙が充分に分泌されていないという状態が考えられます。
目薬などで改善しないような場合には、やはり自律神経失調症である可能性があります。

疲れ目
自律神経失調症の症状の一つとして、目の症状があります。

自律神経失調症の症状『頭』

頭には多くの神経が集中しており、身体の司令塔でもあることから、自律神経失調症の方が頭に感じる不調は多々あります。

まず、最も多い症状としては、頭痛が挙げられるでしょう。
自律神経失調症を患う方の多くが、程度の差はありますが頭痛を訴えるケースが多いようです。
頭痛にも様々な要因がありますが、自律神経失調症の場合には脳血管などには異常が見つからないことがほとんどです。
そのため、脳外科の医師などが診察した場合には、”偏頭痛”と診断されることが多いでしょう。

しかし、これは経験ですが、自律神経失調症を患う方の多くは緊張性頭痛が多いように感じます。
というのも、神経の切り替えがうまくいっていないため、目や肩など、頭痛にまつわる筋肉が休まらず、結果として頭痛を引き起こしているケースが多いためです。
もちろん治療は治療として必要ですが、マッサージや入浴などによって、血流を改善するだけでも、頭痛が軽くなることはあるようです。

頭痛
自律神経失調症の方が頭に感じる不調は多々あります

自律神経失調症の症状『顔』

肌や顔面のトラブルというのは、人と顔を合わせる上でも精神的につらいものがあります。
特に女性の場合にはその点を非常に気にされる方も多いでしょう。

自律神経失調症の場合には、肌や顔のトラブルを起こすこともあります。
自律神経失調症の症状をもたらすのは、自律神経のコントロールですから、重要なのは血圧制御がうまくいかないことであると言えます。
特に、心臓より上の部分、頭部や顔面は平常時さえ多くの負担がかかります。
そのため、首より上の血圧制御がうまいくいかず、顔が青白い(血圧が低い)、顔がいつも火照っている(血圧が高い)などの症状が引き起こされます。
暑くもないのに顔面に異常発汗があるのもこのためです。

また、肌のトラブルとしては、にきびの増加や肌荒れなどを引き起こすことがあります。
化粧品などで隠すことはできますが、隠すだけである上に残留があるとより肌を痛めやすいので、根本治療を優先したいところです。

ヘアバンドをした女性
女性にとってお肌のトラブルには敏感になってしまいますよね

自律神経失調症の症状『首』

人間は起きている間、すぐに活動ができるよう、筋肉は緊張状態(力が入っている状態)にあります。
そして夜に脱力し、力を入れていた筋肉を休ませるようにできています。
これが自律神経の働きです。

しかしながら、自律神経失調症の場合にはこの切り替えがうまくできず、常に緊張状態に陥ってしまう場合があります。
その結果引き起こされるのが肩のこり、首のこりです。

毎日仕事や勉強をしている方はもちろん、そうでない方であっても、常に筋肉が緊張状態にあるため首や肩のこりが引き起こされやすい状態にあります。
マッサージや入浴によって一時的に解消したとしても、緊張状態を解かなければ、遠からず再発するでしょう。
また、首や肩のこりから頭痛の症状も起こすことが数多くあるため、この点も注意が必要です。

自律神経失調症の症状『口』

自律神経失調症では口の中の症状もあります。

  • 口がやたらと乾く
  • 口内炎ができる
  • 口臭が気になる

これらの症状は、自律神経が関わっているという観点から見ますと、その多くが「唾液の分泌」がうまくできていないということに終始します。
唾液の分泌は自律神経で制御されているためです。
そして、唾液は口内の雑菌の繁殖を抑え、口臭予防や口内炎の予防に寄与する機能があるため、唾液の分泌が充分でない場合には、これらの症状を引き起こしやすいといえるわけです。

自律神経失調症を患う方の中には喉がやたらと乾くという方がいますが、この理屈からいうと道理です。
喉が渇いて飲み物を飲む場合であっても、ゴクゴクと飲んでしまうのではなく、ゆっくりと口に含むようにして飲んで下さい、というのが、心療内科で受けたアドバイスでした。

口内炎
自律神経失調症では口の中の症状もあります

自律神経失調症の症状『鼻』

自律神経失調症が血圧や血管、血流に影響があるということは繰り返し書いてきたところですが、顔面に集まる血管については、背筋から首を通ってきます。
首の硬直は顔面の血管への影響を免れないという状況があるわけです。

自律神経失調症の鼻への影響というのもあります。
最も多いのは、鼻詰まりです。
鼻詰まりはそれそのものがストレス要因になることと、鼻の空気の通りがよくないことなどが原因で、精神的症状を呈することもあるようです。
そのため、なるべく早くこれを改善したいところです。

花粉症の場合や風邪を引いた場合なども鼻詰まりが出ることがありますが、いずれの場合であっても、鼻詰まりの原因となるのは首の硬直が原因となる場合が多いようです。
そのため、鼻詰まりが起こっているときには背筋や首の筋肉の硬直を改善する必要があります。
この血流や緊張を改善すると、鼻詰まりが軽減したり、改善したりする場合があるようです。

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