トップページ >> 自律神経失調症の治療について【方法・期間・運動・食事・汗】

自律神経失調症の治療について【方法・期間・運動・食事・汗】

自律神経失調症の治療方法

自律神経失調症を患う方にとって、治療はどのような方法で行うのか、ということは気になるところでしょう。
これについて、現代では様々な治療方法がとられています。

まず一つは薬物療法で、こちらは症状によりますが、うつ病と似通う薬剤が処方されるケースが多いようです。
また、病院によっては漢方療法を薦めているところもあり、私は漢方の処方を受けました。

次に、生活習慣の改善やカウンセリングといった療法がとられることもあります。
こちらは身体的・精神的ストレスに対してアプローチしようというもので、ストレスを原因とする諸症状が出ている場合にとられる場合が多いようです。

そして、アロマテラピーなどの療法を取り入れているクリニックもあり、こちらも主にストレスの低減を目的として行われる場合が多いようです。

いずれの療法も、ストレスの低減が課題で、表面化している症状に対してはあくまで対症療法となります。
目に見える症状の部分だけを治療したり薬で抑えたとしても、根本治療には至らないことがその理由といえます。
治療にはやはり専門的な知見に基づいた処方や対策が取られるべきで、自分の判断で市販薬などを飲んで対応しようという対応は、もっともお勧めできない方法といえるでしょう。

自律神経失調症の治療期間

自律神経失調症と診断を受けたとき、治療期間がどの程度かかるかという質問がよくあるようです。
しかし、治療期間がどれくらいかということは、一概に言えないものです。
というのも、本当に数カ月で治る場合もあれば、何年も自律神経失調症の症状と戦い続けている場合もあります。

いずれにしても、風邪などのように一週間、二週間などで治る場合のほうが稀です。
治療には時間がかかることを受け止め、しっかりと確実に治していくことを目指すという姿勢が重要です。

ちなみに私の場合は、症状が完全に気にならなくなるまでに、概ね一年ほどかかりました医師からは、一気に治ることはない、と繰り返し聞かされていましたがそれでも、症状が消えたりまた現れたりという状況は精神的にも辛いものがあります。

しかし、肝心なのはストレスをためないことが重要ですので、たとえ一気に症状が改善しなくても、それをストレスとして蓄積させないことを第一に、じっくりと治療していきましょう。

自律神経失調症の治療『運動』

自律神経失調症の治療として、あるいは症状の軽快に運動が有効だというのは、様々な書籍などで触れられているところです。
運動といっても色々と種類がありますが、基本的に辛すぎる運動はNGです。

おそらく、そもそもそのような運動は自律神経失調症を患っている状況ではできないと思います。
推奨されるのは有酸素運動で、ジョギングなどがよいでしょう。

また、日光を浴びるという意味では散歩なども治療に有効ですし、プールなどでの遊泳も有効だと言われています。
全体を通して言えるのは、軽い運動を少し息が上がるくらいまで行うこと、できるだけ日光を浴びるよう心がける、ということになります。

ただし体力が落ちていますから、無理は厳禁です。
自分の体力と相談しながら、動けるときに動くこと、そして、定期的に運動ができるよう、スケジューリングしていくことが重要となるでしょう。

太陽
できるだけ日光を浴びるよう心がける

自律神経失調症の治療『食事』

自律神経失調症を患う方にとって、普段の食事で何を食べるか、という点は非常に重要です。
栄養が自律神経失調症の症状や自律神経のコントロールに影響することは間違いありません。

具体的には、ストレスへの対策であればビタミンCをしっかりと摂るべきでありますし、ビタミン・カルシウムの不足は精神の不安定につながってしまう可能性があります。
ビタミンにも種類がありますが、主にビタミンAについてはニンジンやレバー、ビタミンB1については納豆や豚肉などに多く含まれています。
カルシウムは、代表的なのは牛乳と思われがちですが、牛乳のカルシウムは人間には吸収しにくいと言われております。
食事からの吸収を考えるとすれば、海藻類や大豆製品などから摂るのがよいとされています。

納豆
カルシウムは、大豆製品などから摂るのがよい

その他にも、亜鉛は脳の神経伝達物質を作る成分ですので、これも重要な要素です。
貝類などに多く含まれるということが指摘されており普段あまり食べないという方は、積極的に摂取するのがよいでしょう。

自律神経失調症の治療『汗』

異常発汗は自律神経失調症の症状の一つですが、ではこれを治療していくにはどうしたらいいのか、という点についてです。

汗をかきやすい症状のことを多汗症といいますが、自律神経失調症を発症してから多汗症と同様の症状を見せる場合もあります。
この場合の多汗は気温や体温などは関係なく起こります。
その多くはストレスが原因です。

ですので、汗そのものを抑えるというよりは、ストレスマネジメントに重点を置いて治療していく必要があります。
また、漢方の中には、体内の水はけをよくするお薬もあり、私はそれを使いました。
主に治療を受けているところが漢方療法を取り入れていれば、そちらを話してみるのもよいでしょう。

人気の記事

病気一覧ページへ
アルツハイマー
アルツハイマーについて
アルツハイマーの症状について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの対応について
若年性アルツハイマーについて
くも膜下出血
くも膜下出血について
くも膜下出血の予防について
くも膜下出血の原因について
くも膜下出血の症状について
くも膜下出血の治療について
くも膜下出血のその後について
くも膜下出血と脳の病気について
急性くも膜下出血について
外傷性くも膜下出血について
脳梗塞
脳梗塞について
脳梗塞の症状について
脳梗塞の原因について
脳梗塞の予防について
脳梗塞の治療について
若年性脳梗塞について
パーキンソン病
パーキンソン病について
パーキンソン病のリハビリテーションについて
パーキンソン病の原因について
パーキンソン病の初期症状について
パーキンソン病体操について
若年性パーキンソン病について
偏頭痛
偏頭痛について
偏頭痛の症状について
偏頭痛の原因について
偏頭痛の対処について
偏頭痛と食べ物について
慢性偏頭痛について
群発頭痛について
緊張性頭痛について
自律神経失調症
てんかん
てんかんについて
てんかんの症状
てんかんの原因
てんかんの対処
てんかんの治療
てんかんと年齢
てんかんの分類
動物のてんかん
統合失調症
うつ
緊張型頭痛
コミュニケーション障害
群発頭痛

免責事項

ページトップ