トップページ >> 偏頭痛の症状 >> 偏頭痛発作の前兆・予兆を感じたら行う対処法

偏頭痛の発作

偏頭痛の症状

偏頭痛は、一度発作が起こると2~3日続きます。
中には数時間で治まってしまう人もいますが、それは稀なタイプ。
1週間に1・2回起こる人もいます。
数時間だったら少し耐えて我慢すれば…とも思えるのですが、1日以上も続く偏頭痛の発作が月に何度も起こるのは辛いですね。
偏頭痛発作とは、どのような症状があるのでしょうか?

発作時の症状

  • 片側もしくは両側に起こるこめかみの痛み(拍動性のことが多い)
  • 吐き気、嘔吐
  • 光や音、臭いに敏感になる
  • 日常生活(階段の昇り降り等)で痛みが増す
  • 上記症状が1~2時間で頂点に達し、4~72時間程度続く

やはり大きくは頭痛と吐き気ですね。
また、発作とは別に、前兆・予兆といって、発作が起こる前触れを漠然と感じることのできる人もいます。
予兆というのは、前兆の更に前に起こるもので、発作の始まる数時間前から1~2日前に現れます。
前兆は、発作の前に起こる閃輝暗点と呼ばれるものです。
これが出る場合は、前兆のあるタイプの偏頭痛という分類をします。
予兆には何があるでしょう?

前触れとして現れる症状

  • 精神的に落ち込む(うつっぽくなる)
  • イライラする
  • 怒りっぽい
  • 情緒不安定になる
  • なんとなく気分がすぐれない
  • あくび
  • 空腹感

メンタル面に出ることが多いのでわかりにくいのですが、漠然と「この後頭痛が起こりそうな気がする」という症状が、偏頭痛患者の5人に1人に起こるといわれています。

あくび
あくびや気分がすぐれないことも前触れかもしれないのです

そろそろ発作がくる?と感じたら…

大事な用事を入れてしまっている時に偏頭痛の発作が起きたり、出先で起こって帰って来られなくなる…というのは困りますね。
偏頭痛は基本的に、暗い静かな部屋で横になって休むほうが楽です。
発作が起き始めてから電車やバスに揺られて帰ってくるのは大変。
ましてやそれが混雑でもしていたら、症状は更に悪化しますから。

では、偏頭痛が起こりそうだと感じたらどうしたらよいのでしょうか?
予兆レベルであれば、まだ時間的に余裕があります。
理解のある職場であれば、区切りのいいところまで片づけてお休みをお願いしてみましょう。
プライベートな予定を組んであれば、それも調節しておきましょう。
あらかじめ寝込んだ時に飲んだり食べたりできるものを買いこんで、準備しておくのも良いですね。
発作が始まると、なかなかいつものようには食べられませんし、動くのも苦痛になります。
寝たまま食べられるゼリー飲料や水分を用意しておきましょう。

前兆レベルの時には、あまり時間的余裕がありません。
動けるうちに、速やかに自宅に帰り寝られる環境を整えておきましょう。
前兆は閃輝暗点と呼ばれる、ギザギザした光です。
これが出る場合、他の症状は認識されないようです。

早めに対処したい

せっかく予兆も前兆もあるのだから、発作を起さないようにしたいと思う方も大勢いらっしゃるでしょう。
確かにわかりますが、予兆や前兆の時から薬を使うのは辞めましょう。
早く早くと使って発作を抑えようとすると、薬の使用量が増えてしまいます。
これによって更にやっかいな薬物乱用性頭痛を発症することもあります。

薬は早めに飲むのが大事。
吐き気が辛くて…という時に飲むのは辛いし、その時では遅いのです。
最適な服薬のタイミングは、前兆が終わって発作としての症状が出始めてきた時。
「やっぱり来たな…」というくらいですね。
これは、薬を製造している製薬会社も推奨しているタイミングです。

自分の偏頭痛のタイプをまずは自覚することが大事。
どの症状が出たらどうなるかというものを体得すると、適切なタイミングで薬を使用することができます。
薬を正しく使うと、発作を楽にして短く終わらせることもできますし、日頃のコントロールにも役立ちます。

頭痛い
自分の偏頭痛のタイプをまずは自覚することが大事です

偏頭痛を和らげてみませんか?

『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
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皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。

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