トップページ >> くも膜下出血の手術後 >> くも膜下出血は再出血に要注意です。最初の出血に比べて症状が重症化しやすく、障害が残りやすいからです。

くも膜下出血の再出血

くも膜下出血で一番避けるべきなのは再出血です。
その理由は、最初の出血に比べて症状が重症化しやすく、障害が残りやすいからです。
今回は、このくも膜下出血の再出血の再発の頻度、再出血を予防する方法を紹介いたします。

くも膜下出血の再発率の頻度と再出血の恐ろしさ

くも膜に存在する脳動脈瘤が破裂を起こす場合は、一度に意識を失うような出血が起こらない場合が非常に多いのです。
小さな針を刺すような頭痛の自覚症状を持っていながら、放置をしていたが為に障害が残るような脳出血を起こしてしまうような症状になります。

実際の統計で脳動脈瘤が破裂してから、くも膜下出血を起こして病院に運ばれるのは10~15%です。
そのうち、自覚症状で8割以上の方が頭痛といった症状があったことを話しています。

また、くも膜下出血の恐ろしさは、一度目の出血で出た傷口よりも再出血の方が出血量が多く、傷口も多いのが傾向になります。
これは、堤防の一部分が欠けて、取りあえず補修をして、ある日それ以上の水量が来た場合に補修した箇所に力が集中して堤防が壊れるイメージになります。
つまり、最初の出血の時点で治療をすることがいかに大切がわかると思います。

次に、術後の再発率ですが、手術後14日までの発症率は19%になります。
その後、半年内に50%といった出血の再発がありますので、経過観察が非常に重要なのです。

くも膜下出血の再出血の防止法・治療の選択

くも膜下出血の再出血の防止には、脳の血管への負担を減らすことになります。
術後14日後は、血管の攣縮を防ぐために脳への血液量を増やすような処置を取りますが、その後は脳への血管の負荷を下げることが大切になります。
それには、高血圧になるような要因を避ける必要があります。
また手術法も非常に重要で、クリッピング術という方法が非常に重要になります。
これは、くも膜下出血の箇所をクリップで抑えこむことによって出血を抑える手術方法です。
この手術方法は、再発率が低いとされ、確実に治すことができます。
コイル塞栓術は、カテーテルを使用するので手術時の患者の負担が少ないといったメリットが有りますが、こちらは再出血の再発の可能性があり、手術方法に関しても医師への相談が重要になります。

まとめ

くも膜下出血の再発は、避けるべき事態で、その理由は最初の出血に比べて出血量が多く、また、昏睡といった重症化するような事態に見舞われることが多いためです。
また、くも膜下出血の再発率は術後14日で19%半年以内で50%に及びます。
術後の患者の症状の安定がどれだけ重要であるからわかります。
また、くも膜下出血の再出血の防止には血管の負担がかからないように、高血圧を避ける必要があります。

最後に、手術法も再出血の確率が低いとされるクリッピング術を選択するのも一つの方法になります。
治療前の手術に関して、患者さんの症状にはよりますが最初の時点での治療で予後が変わるので術前に確認することをお薦めいたします。

人気の記事

病気一覧ページへ
アルツハイマー
アルツハイマーについて
アルツハイマーの症状について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの対応について
若年性アルツハイマーについて
くも膜下出血
くも膜下出血について
くも膜下出血の予防について
くも膜下出血の原因について
くも膜下出血の症状について
くも膜下出血の治療について
くも膜下出血のその後について
くも膜下出血と脳の病気について
急性くも膜下出血について
外傷性くも膜下出血について
脳梗塞
脳梗塞について
脳梗塞の症状について
脳梗塞の原因について
脳梗塞の予防について
脳梗塞の治療について
若年性脳梗塞について
パーキンソン病
パーキンソン病について
パーキンソン病のリハビリテーションについて
パーキンソン病の原因について
パーキンソン病の初期症状について
パーキンソン病体操について
若年性パーキンソン病について
偏頭痛
偏頭痛について
偏頭痛の症状について
偏頭痛の原因について
偏頭痛の対処について
偏頭痛と食べ物について
慢性偏頭痛について
群発頭痛について
緊張性頭痛について
自律神経失調症
てんかん
てんかんについて
てんかんの症状
てんかんの原因
てんかんの対処
てんかんの治療
てんかんと年齢
てんかんの分類
動物のてんかん
統合失調症
うつ
緊張型頭痛
コミュニケーション障害
群発頭痛

免責事項

ページトップ